閑話 迎撃機秋水
ここは横須賀航空隊の実権棟。
S井大佐(進級しました。)の進言で迎撃機の開発が進んでいた。
迎撃専門で機数は問わないが、とにかく急上昇性能を求める特殊迎撃機。
名は未定。
噴射式エンジンを搭載し高度13000mでも時速900km。
操縦性は機動が出来ればOK!!
主翼にロケット三式弾を二発装備。
機銃は30粍機銃を二門。銃弾は100発ずつ。
設計は難しくないが、エンジンが問題。
そして高高度に上がるためパイロットを守る気密室の設計。
これは何故かS井大佐からヒントがあったので割と簡単に出来た。
(コックピットをプラスチックで囲み酸素で充填後離陸。酸素漏れが無い様にキャノピーの枠に特殊ゴムを添付。)
もちろん酸素マスクは装備してるが、高度10000mでも窒息しないで済むそうだ。
難航してたエンジンもジェット推進機が開発され、燃料も軽油で間に合う事が分かり重点開発される事になった。
ロケットエンジンは危険なのと航続時間が数分で話にならないので中止。
鍾馗に代わる迎撃戦闘機秋水として就役するのは昭和19年春。
時速800kmで上昇し高度10000mで900km>ジェット気流に乗るとマッハ。
ロケット三式弾はタ弾に変更され敵迎撃に貢献する事となった。
航続時間は戦闘速度で約2時間となり迎撃機として合格。
中国側やアリューシャン列島から飛来するB29の迎撃戦闘で大活躍する事になったのは後の話。
ジェット迎撃機の開発です。ロケット秋水は作りません。




