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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
USAの反攻開始!!
34/56

P38(メザシ)見参!!

S井だ。

敵の新鋭機、P38(メザシ)が見参した。


前世で双胴の悪魔とか言われたが機動性が悪く特に低空での機動が低いので、

割と簡単に食えるからペロ8と揶揄されたと聞く。

ワシは負傷して直接戦った経験は無いのだが・・。

敵も護衛ナシでは如何に空の要塞B17と言えども損害がバカにならず、

被害を抑えるためにもと戦闘機の護衛を出して来たのだろう。

だが、P51ならともかく、P38ではね・・・。


「隊長、アレ何ですか??」


珍しく第4小隊を率いる本田が無電で質問して来た。


「こちらS井、敵は新鋭戦闘機と見る。識別表にはまだ無い。

ワシが格闘仕掛けて来るので貴様等は待機!」


ワシは部下を上空に待機させると高空から急降下で敵の一番機を照準。

敵はまだ我が機に気づいて無いのか?ドロップタンクすら落としてない。

最早照準も不要!!ワシはニヤリと笑うと敵の操縦席に向けて射撃。

敵のパイロットは丸々と肥えた坊やみたいな可愛い顔をしてたが・・。

一撃で血の海となり海に消えて逝った。


ワシは急上昇すると更に敵の二番機に食いつき翼のメインスパーを攻撃。

見事に命中し敵は空中分解。

そして隊長を落とされたショックなのか?敵は混乱し遁走を始めた。

護衛のB17を放り出して・・。


「こちらS井。敵は混乱してる。貴様等もかかれ!!B17は後で良い。」


他の小隊もワシの攻撃を見て怖く無いと分かったのか、次々と鷹の如く敵機に踊りかかり、

敵を南の海に落として逝く。

20機近く居た敵の新鋭機は壊滅。

B17は護衛が壊滅した事で叶わぬと思ったのか?爆弾を捨て遁走した。

ワシ等も追い払えば良かったので、編隊を纏め基地に帰還した。


本日の戦果、P38(メザシ)20機撃墜。損害0!!


*********************


僕の名はアイラ・ボング。

SFの飛行学校を出たばかりの新米中尉さ。

僕等はP38ライトニングと言う新鋭機で前線に出る事になった。

敵はジャップのZERO。

我が友軍機を地獄に落としてる悪魔だと聞く。

何せ鹵獲機が無いので写真や識別表でしか情報が無い。

速度は恐らく凡そ370マイル以上はありそうだと・・。

僕等のP38は400マイルは出るが、操縦稈が重くて引き上げられなくなる。

油圧システムを研究してると聞くが早く搭載して欲しい。


出撃し、B17をエスコートしてると、とても眠くなる。

僕は隊長なんだ!!と婚約者のマージョリーの写真を見てたら・・。

僕は撃墜された・・みたいだ。

だって僕は海に落ちて逝く。。。


********************


ワシ等は凱旋しその夜は久しぶりに宴会をした。

敵も我が電探を恐れ夜間空襲も無い平和な竹島航空隊である。

本田小隊も新鋭の杉多が一機食ったと喜んでおる。

そろそろ敵も艦隊の訓練を終え、ワシ等に牙を剥く頃合い。

油断は出来ぬ・・。

だが今宵は楽しもう!!


「本田!!貴様の得意なバナナのたたき売りをしろ!!」


「了解です。スギ!!貴様も参戦しろ!!」


新潟生まれの武骨な少年も本田には叶わず、一緒に真っ赤になりながらバナナのたたき売りモドキをして飲んでた。

ボング戦死。本作ではルーキーで消えます。>実史ではアメリカ史上最高のエースでした。

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