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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
銀翼連ねて南の前線♪
22/56

南方出陣!!

厚木に赴任し数か月。

武藤も嫁さんを貰い、隣の官舎に嫁さんと住んでる。

ワシの嫁と武藤の嫁は仲良く、官舎前に畑を作りイモや野菜を育ててる。


そしてワシ等は毎日出勤すると、新鋭機のテストや訓練の毎日。


新鋭機は前世では作れなかった烈風!!

やはり零戦より巨体だが、主翼を大きく折りたためるので艦載機としてはまあ合格だろう。

そして川西の紫電。

水上戦闘機の開発が取りやめとなり、最初から陸上戦闘機として会社が開発。

我々にテストを申し込んで来たのだ。

だが・・。


「川西さん、この新鋭機じゃダメですよ。まず中翼で主脚が長すぎ!

絶対に故障します。パワーも足りません。現状なら零戦にも劣ります。」


ワシは辛辣な言葉で川西航空機の技術者に言う。


「分かりました。設計を見直して来ます。」


ガックリ来る彼等にワシは言い過ぎか?と思い。


「あ、層流翼は良いですよね。機体設計の見直し。

それと機銃を全て翼内に収めれば更に良くなります。」


後年の紫電改のヒントを与えると彼等は喜々として帰って行った。


「隊長、キツいですね?」


「ン?そうか?我々が乗る戦闘機だぞ。そして死ぬのも我等。

良いか?彼等の機嫌を取って死ぬか、辛辣な事を言い良い機にするかで運命は変わる。

情けはかけてはダメなんだ!!」


部下もワシの言い分に何も言えなくなり納得してくれた・・と思う。


鈴鹿では毎日の様に零戦が就役し部隊に配備されてる。

改良は進み、機銃も13粍4門から20粍4門へと発展。


コレならB17やB29でも対抗可能となるだろう。

金星エンジンも1200psから1600psまで発展。

時速も水平で320ノットまで出る様になる。

パワーが乗った分、防弾装甲を背後にも搭載。

消火器並びに防弾ゴムを装備し数撃なら敵弾に耐えられる機となる。

前世でこの機ならな・・・。


紫電改が出来ても要らんな・・。


烈風は零戦と共用で発展させ艦攻扱いも可能となる。

>巨体のため爆弾や魚雷も装備可能としたのだ。


そんな毎日を過ごしてると・・。

出陣命令が出たのだ。

作戦地はラバウル!!


我が戦闘隊は台湾を最初にフィリピンを攻略。

ボルネオ、ニューギニアを攻めラバウルまで到達してたのだ。

前世では小牧丸で進出したが、今生では零戦で進出。

硫黄島、サイパン、トラック島、そして終点ラバウルだ。


ワシ等は嫁に帰郷を命じ、官舎を引き上げ進出準備にかかる。


さあ、笹井と約束した地、ラバウルよ。

ワシは帰るぞ!!

ラバウル攻略は簡略します。

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[気になる点] いつ、米帝以外と戦争始めたん?
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