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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
太平洋作戦開始!
16/56

奇襲!!

昭和17年、3月7日未明。


米国側は突然・・トラック島を奇襲して来た。


幸いにも艦隊は不在だったが、多くの施設が破壊され、混乱を極めた。

我が帝國はロイター通信経由で世界に発表。


「我が大日本帝國は本3月7日未明、我が帝國海軍の根拠地は米国海軍の奇襲を受け壊滅。

米国に対し抗議するが受け入れられず。

止む無く開戦を宣言。」


歴史とは変わった太平洋戦争が開始された。

敵は米国のみ!!

連合国ではないのだ!!

コレは大きい。

しかも日本に正義がある。


宣戦布告を発布して、我が陸海軍は作戦発動!!


台湾を襲って来たB17をレーダーで探知し、新鋭迎撃機鍾馗で迎撃。

欠点だったブレーキもディスクブレーキになり停止性能の向上。

迎撃機なので20粍を4門搭載。


巨大なB17に襲い掛かる我が鍾馗はB17を世界初で撃墜する栄誉を担う。

我が戦闘機隊は歴戦の下士官を隊長に据え、新任の士官は階級は上でも指揮権は与えぬ様に厳命。


台南空に所属した後輩の笹井潤一少尉は武藤の分隊で初戦果を挙げる。


ウム、やはり笹井は筋が良い。


巨体を襲うには小さな戦闘機だな!!

雷電も悪くは無かったが、開発に手間取り堀越技師を苦労させる要因となったのはイカン。

彼も人間。

優秀な技術者を殺すのは悪手よ。

中島をもっと使うべきだ!!


海軍は迎撃戦闘機、鍾馗しょうき零戦れいせんを新聞で公表。

我が帝國戦闘機、敵爆撃機を殲滅セリ!とね。


ワシも零戦で迎撃したが、火力では鍾馗に叶わぬ。



まあ13粍の集中射撃は中々の威力だが。


「S井先輩、見てくれましたか??」


笹井が大喜びでワシの指揮所に駆け込んで来た。

内地の航空隊で迎撃部隊に配備された時はフテ腐れたそうだが、本日の迎撃で戦果を挙げ大喜び。


まあ進撃戦闘にはまだまだ使えぬが、迎撃戦闘なら電探誘導もあり大丈夫だろう。


我が艦隊は山口太門提督を中心に組まれた第一航空艦隊が出動。

艦隊には数多くの戦艦、巡洋艦が機動部隊を護衛。


戦艦大和、並びに武蔵は最新鋭の電探を装備。


開戦が伸びた事で輸入は上手く行き、膨大な原油を軍と共同で備蓄可能となってたのだ。

アメリカからの輸入はストップしたが、欧州とは取引可能だったのでボルネオの原油などを豊富に輸入してた。


おかげで原油には困る事も無く、鉄鉱石も豊富。

とにかくハルノートを公開した事が全てをプラスに出来てた。

もし非公開なら・・。


今頃、連合国として叩かれてた事だろう。

正義は帝國にアリ!!が世界の認識になったのだ。


ワシの転移したこの世界は何故か日独伊同盟は成されておらず、東洋の大国として世界に知られるのみ。


我々は艦隊に収容され、米国艦隊と激突必須となったのだ。

トラックを奇襲されました。

数か月遅れの開戦です。

電探などは当時でも開発は可能です。

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