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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
太平洋作戦開始!
15/56

二式単座戦闘機

ワシは中島航空機に来ておった。

陸軍が中島に開発させたと言う迎撃戦闘機の視察だ。


ほほぅ・・。

鍾馗だな・・。

前世同様に短い主翼にドデカイエンジン。

迎撃機としては良さそうだ。雷電を潰した詫びにコレを貰うとするか・・。


(S井は三菱は艦載機専門メーカーとするべきと力説し、迎撃機開発を止めさせたのだ。

堀越は無理が無くなったと大喜び。

零戦の改良に時間が裂けると喜ばれた。)


中島の総帥、知久平氏に面会を申し込み、海軍側にも迎撃機を回して欲しいと申し込む。

まだ陸軍も制式採用されて無いが、迎撃機としてはかなり優秀だそうだ。


「S井少佐、(また昇級しました。)海軍側の申し込みありがとうございます。

我が中島航空機としても喜ばしい事ですが・・。」


「始めまして、海軍戦闘機隊隊長、S井少佐です。我が海軍でも迎撃機は欲しいのですが、

三菱だけに負担をかけるのは心苦しく・・。

そこへ陸軍が迎撃機を開発と言う噂を聞き、陸軍にも交渉済です。

もし使えるなら我が海軍にも納入をお願いします。」


「陸軍にも交渉済なのですね?分かりました。まずは試作機で試乗して見て下さい。」


隣接する尾島滑走路に引き出された鍾馗(まだ命名されてません。)の詳細を聞き、ワシは鍾馗に

飛び乗る。

ハ41とか言う発動機を起動車で発動して貰い始動。


狭い滑走路では苦労しそうだがワシの腕なら問題無い。


僅か1000mの滑走路なので、用心し滑走路の末端でブレーキを力一杯踏みスロットル全開。


前面で吠えるエンジンの悲鳴を聞きつつブレーキを解き放つ。


艦載機乗りを舐めるな!!


見事600m程度で上昇。

脚は収納せず。>まだ信用出来ないため。


飛行場を数周回り、飛行場末端を空母と見て着陸。


三点で着地しバウンドなしでビタ着陸。


ウム、満点だな・・。

だがブレーキが弱いのか中々止まらぬ。


滑走路ギリギリでようやく止まる鍾馗。


ワシはタキシングし格納庫前に持って来ると知久平氏が駆け寄る。


「S井少佐、さすが海軍ですね。見事な着陸でした。」


「社長、迎撃機としては良いと思います。ただブレーキが弱いのは何とか対策出来ませんか?」


「新型ブレーキが開発途中ですが・・。コレを装備して見ましょう。」


鍾馗は二式単座戦闘機として陸海軍で採用され、迎撃戦闘機として国防の任務に就く事になった。


中島も陸海軍で正式採用されたので喜んで生産を開始。

昭和17年二月までに陸海軍に500機もの出荷が成された。


そんなある日・・。



雷電を潰したので鍾馗です。

次回開戦!

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