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第6話 引っ越しの準備をする

 おっさんとともに街へ帰ってきた。

 その足で商業ギルドへ向かい、家の売買契約を進めた。

 俺は渡された何枚かの書類に名前を書いて、金貨27枚とともにおっさんに渡した。


「はい、確認いたしました。

 鍵はこちらになります。

 本日はありがとうございました」


「こちらこそ助かった」


 商業ギルドを出て、宿屋へ向かった。


「ただいま~」


「よぉ、おかえり。で、どうだった?」


「あぁ、なんとか決まったよ」


「良かったな。

 じゃあ、もう、行くのか?」


「とりあえず、今日はこっちに泊まって、明日からあっちで暮らすわ」


「分かった。で、新しい家はどこなんだ?」


「街から歩いて30分ぐらい離れたところにある家だ」


「随分、離れた所にあるんだな。もう少し探してみれば良かったんじゃないのか?」


「いや、手が届く範囲で一番良かったのがそこだったんだ。

 それに、あんまり時間も掛けていられないしな」


「明日の朝、清算でいいのか?」


「あぁ、それで頼む」


 俺は、部屋へと入って荷造りを始めた。


**********


「おはよう」


「あぁ、おはよう。まだ、眠そうだな?」


「あぁ、思ったより荷造りに手間取ってな」


「その割には、荷物が少ないようだが?」


「持っていくものを纏めようとしたんだけど、捨てるものを纏めるのに時間が掛かった感じだったな」


「そうか、もう行くのか?」


「あぁ、清算を頼むわ」


「おぅ、ちょうど銀貨6枚だ」


「あぁ、なら、これで頼む」


 俺は金貨1枚をカウンターの上に乗せる。

 銀貨4枚を懐にしまう。


「それじゃ、行くわ」


「あぁ、せいぜい達者でやれや」


 俺は宿を出て、街外れにある新しい新居へと向かう。

 引っ越しの荷物は、後ろに背負った袋1つだけだ。



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