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第35話 ゴブリン達を迎え入れよう

 あれから休み休み歩き、家に到着した。

 まだ日は暮れていないが、すぐに暮れてしまうだろう。


 ゴブリン達の寝る場所も作らないといけないから、これから作ろう。

 最近、熊に襲われたそうだから、俺が近くにいた方がゴブリン達も安心するだろうから、隣にでも建てようか。


「みんな一緒に居た方が心細くないと思うから、家を一つ作ろうと思うがいいかな?」


『それならば、ノア様と一緒に居た方が安心できます』

『ノア様の家に入れていただければ、嬉しいです』


「さすがに、人間と一緒は嫌だろ?」


『ノア様ならいいですよ』

『守ってもらえるのですよね?』


「そうか? それなら、俺の家を大きくして、お前たちの部屋を作るよ。

 今のままじゃ、入り切れないだろうからな」


 家の入り口近くの右の壁の一部をキャンセルで消して、そちらの先に四角い土の箱を作って入り口の大きさでキャンセルで消した。

 その土の箱の一部を小さくキャンセルで消して、窓を作っておく。

 床に当たる部分を土魔法で作って、平らな床にする。


 これで、入って左側に俺の部屋があり、右側に今回作ったゴブリン達の部屋がある状態になった。


「こちら側の部屋を自由に使っていいぞ。

 床が土のままだと寝辛いだろうから、鹿の皮しかないけど使ってくれ」


『今までは地面の上で寝ていたので、このままでも良いですよ?』

『鹿の皮の上で寝るんですか?』

『じめんがたいらだ~』

『ころがってもいたくな~い』

『たたいたら、てがいたかった~』


「地面の上で寝るよりは温かいし痛くないと思うから、使ってみてくれ」


 ストレージから、鹿の皮を2つ下に敷く。


『わ~、あったか~い』

『気持ち良く寝られそうね』

『ありがとうございます』

『わ~、はじめて~』(ゴロゴロ~)

『こら、暴れちゃ駄目よ』


 子供は何でも遊び道具にするな。

 見ていて、本当に飽きない。


「これから、晩御飯の準備をするから、晩御飯を一緒に食べよう。

 そこで、明日以降の予定や、やって貰いたいことを言うから、よろしく頼む。

 それで、名前は決めたか?」


『あ、忘れてましたわ』

『初めての事ばかりで、そっちに気を取られていました』

『みずあそび、たのしかったね~』

『ね~』

『また、あそぼう』


「晩御飯までに考えておいてくれ……」


 俺は晩御飯を作りに、自分の部屋へと戻っていった。

 晩御飯と言っても、鹿の肉を焼くだけだけど。

 ゴブリンがどれぐらい食べるのか分からないが、身体の大きさから考えると、大人のゴブリンで人間の子供ぐらいだろう。

 普段の3倍くらい用意すれば間に合うんじゃないか?


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