表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
343/366

第343話 新しい家の計画

「先程の話にあった魔王領では軍がなくなったことは、我の名で王国へと伝えよう。

 さすれば、こちらへ手を出す余裕が無くなるであろう」


「そうなるかな?」


「この村を壁として利用できるであろう。

 この村が無くなれば、次は王国であるやも知れぬからな」


「この村を生かしておいた方が、王国としては得られる利益が多くなるってことか」


「暗殺未遂に対する件も、更に強く言えるようになろう。

 交渉がしやすくなるのだ」


「そちらの件はルシフェルに任せるよ」


「城を壊させて欲しいのじゃ」


「王族関係者が黒幕だったらな」


 その辺もルシフェルに任せよう。


「それで、そのこちらに来る魔族って、いつ来るんだ?」


「荷物を纏めておくように言っておきましたので、2~3日後だと思われます」


「最短で2日だとすると、もう、今日から家を作り直さないと間に合わないな」


「この家は我が消しておくが、ノアが作った家はノアが消しておくのだ」


「分かった。

 この話が終わったら消しておくよ」


「新しい家は誰が作るのだ?」


「妾が作るのじゃ。

 妾の部屋は妾しか大きさが分からんのじゃ」


「そうだな、じゃあ、ヴィーヴルの部屋以外に必要な部屋は……俺の部屋と……」


「我の部屋、ベルゼバブの部屋、あと来る手伝いが6人でそれぞれの部屋」


「あと、ゴブリン達の部屋も必要だな」


「我の執務室も欲しいのだ。

 寝る場所と作業場所は分けておきたい」


「私たちが待機する部屋も、作って頂けると嬉しいです」


 暫くの間、新しく作る家について、ルシフェルが平面図を紙へと描いていく。


「こんなものであるな」


「ヴィーヴル、お願いできるか?」


「分かったのじゃ。

 更地にされたら、すぐに作るのじゃ」


「装飾はヴィーヴルに任せるよ」


「妾の部屋は色を付けたいのじゃ。

 壁を白くしたいのじゃ。

 何か良い方法はないのじゃ?」


「俺は分からないけど、ドノバンは何か知っているかも知れないから、聞いてみるよ」


「頼んだのじゃ」


「であるならば、我の部屋も壁に色を付けたいので頼むのだ」


「私もお願いいたします」


「分かった。

 どんな色を付けられるのかも聞いておくよ」


 土の殺風景な部屋より、色が付けられていた方が落ち着くかもしれないし、良いかも知れない。

 村の皆だって、家の壁に色を付けたいかもしれないしな。

 ドノバンなら、知識として知っているかも知れない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ