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第27話 畑を作ろう(2)

(さてと……)


 畑を作るために、雑草を刈って、土を耕さないといけない。

 耕すのはさっきヴィーヴルに教えて貰ったように、水球を地面の中に通せば良いだろう。

 草を刈るのは、以前の様に剣を使ってもいいが、水の刃で刈った方が簡単にできるだろう。


「ウォータ」


 一直線に草を刈ることができた。


(これを何回か繰り返せば、良い具合に拓けるだろう)


 地道に水の刃を繰り返し放って草を刈る。

 刈った草は端の方に集めないといけない。


(風魔法が使えたら、楽に集められたんだろうなぁ。


 できないものは仕方がない、地道に運んでいこう。

 前に切った木の小枝を箒代わりにして、ある程度山にして集めたら腕に抱えて端へと運ぶ。


(ふぅ、今日はここまでにしておくかな?)


 そろそろ、良い時間になってきたので、家の中へと移動する。

 今日の晩飯は、今日狩った鹿の肉だ。

 狩った鹿は既に解体してあるので、足の部分をストレージから取り出し、今食べる量を切り分ける。

 味付けは塩だけだが、干し肉より数倍、美味しく食べられる。


(今日、狩りができたのは大きいな。

 これで、暫くの間は畑づくりに専念できる。

 ……あ、窓をどうするか考えるの忘れてた。

 入り口と同じようにするか? でも、手で垂らすものを押さえないといけないから、手を翳さなくても魔法って発動させられるのか? いや、片手で押さえて、端を止めれば良いのか)


 窓が3つあるから、3つほど作ったところで暖炉の火も小さくなってきたので昨日と同じように、鹿の毛皮の上に横になった。


(あっ、もうちょっとちゃんとした寝床も作るか……)


*****


 朝がきた。

 窓から直接入る日差しが眩しい。


(飯でも食うか)


 暖炉に火を点けて、昨日切り分けた足から、また、食べる分だけ切り出して焼く。


(毎日だったら、食べ飽きるかも知れないな)


 ご飯を食べて、すぐに外に出る。

 窓の前に行き、昨日の夜に作ったものを窓にぶら下げる。


(これでよしっと)


「おはようなのじゃ」


「おはよう、今日は狩りに行かない予定だけど……」


「良いのじゃ、畑を作るのを見ているのじゃ」


「見ていても、面白いものでもないと思うぞ?」


「妾は畑を作ったことが無いから、どういう風に作るのか興味あるのじゃ」


「まぁ、見ている分には構わないから自由に見ていてくれ」


「分かったのじゃ」


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