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終止符のための鐘  作者: ジャレング ミルダ
1/1

第1話 予兆

コンコン……ガチャ

兵士「失礼します。もうすぐ会議の時間です。」

エゼナ「わかった、すぐ行く。」

(にしても、なんの会議だろう。最近は特に何も起こってないはずだが)

エゼナ「入るぞ。」

ガチャ……席に座る

エゼナ「で?今回の召集はなんだ?」

将校「はい、今回の議題はメルヘイツ連邦が不穏な動きを見せたことです。現にケルメル合衆国のアルミス島付近にメルヘイツ連邦と思われる艦隊が出現しました。」

エゼナ「なに?!で?敵の編成と対処は?」

将校「たった今、ケルメル合衆国のルミディー大統領に伝えました。艦隊を派遣するそうです。敵艦隊の編成は不明です。しかし旗艦に超弩級戦艦がいるのは確認しています。」

エゼナ「超弩級!?そんな技術がメルヘイツ連邦にあったのか?すぐに攻撃はするな、何が目的かわからんからな。」


〈そのころ…ケルメル艦隊は…〉

巡洋艦 ポルケール 機関室

兵士1「今回の任務はなんだろうな?」

兵士2「アルミス島の付近にメルヘイツ連邦の艦隊がいるんだと、それの対処だろ。」

兵士1「しかし、これは動員しすぎなんじゃないか?旗艦に超弩級戦艦エンルクセン、そして巡洋艦を4隻、駆逐艦を5隻だぜ?多くないか?」

兵士2「向こうに超弩級がいるんだとさ、しかも敵艦数もわかってないんだ。用心だよ。」

兵士1「でもな~」

兵士2「大丈夫だって、どうせ演習中に領海に引っ掛かっただけだろ。」

艦内通信「全官、第二戦闘配備。繰り返す、全官、第二戦闘配備。」

兵士2「よし、行くぞ?」

兵士1「はい」


巡洋艦 ポルケール 艦橋


艦長「見えたか?」

副長「双眼鏡にて確認、敵艦今のところ4隻確認。」

艦長「例の超弩級戦艦は?」

副長「確認できません。巡洋艦が1隻と駆逐艦が3隻だけです。」

艦長「誤報か?回りにも警戒しとけ?」

副長「はっ」


〈無線を取り〉


艦長「こちら、ケルメル合衆国艦隊巡洋艦ポルケール 艦長だ。メルヘイツ連邦艦隊に次ぐ、君たちはケルメル合衆国の領海に侵入している。この海域にいる目的と速やかなる領海外への転進を要求する。繰り返す、こちらケルメル合衆国艦隊 巡洋艦ポルケール 艦長だ。メルヘイツ連邦艦隊に次ぐ、君たちはケルメル合衆国の領海に侵入している。この海域にいる目的と速やかなる領海外への転進を要求する。

これに応じれない場合は、君たちに敵対意思があると認識し、これに対処する。二度は言わん転進しろ、以上だ。1分待つ。」

艦長「副長、1分を越えたら、威嚇発砲を開始しろ。」

副長「はっ、主砲1番2番、発射よーい」


〈1分後…〉


時計を見て、

艦長「主砲、発射を許可する!」

副長「主砲1番2番、撃てぇーー」


〈主砲発射……弾頭……着弾……無線を取り〉


艦長「これは脅しではない、次は当てる。速やかに転進せよ!」


〈副長、双眼鏡を見て〉


副長「敵艦、発砲!」

艦長「回避!面舵30!」

航海長「おもーかーじー30!」


〈敵弾、回避成功〉


艦長「敵、旗艦を狙え。後続艦 イレヴンにも同様の指示を。」

副長「はっ!主砲1番2番、撃てぇーー」

艦長「右舷、駆逐艦ルッシューとフォースに回り込んで後背を取って、叩かせろ。艦隊司令に許可を取れ」

副長「すぐに」


〈発砲…後続イレヴン…発砲〉


駆逐艦ルッシュー、フォース移動開始

副長「艦長!左舷より敵砲弾!」

艦長「なに?!」


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