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ポロポロ

「そうか。それでお前は格好つけたいんだろ?どう強くなりたいんだ?」

 

 結局お前呼ばわりかい!

 どうカッコつけたいかは今までよく妄想してきたから即答できるぜ。

 話すのはどうかと思うがそれにあった修業法にしてもらうには話すべきだろう。


「カッコよく人助けをしたいです!そのカッコよくは魔法やスキルなどでの演出する事が自分の中では大事だと思ってます!なのでかっこいい魔法やスキルなどで強くなりたいです!」


 いざ話すと伝えづらいな。

 頭の中ではしっかり考えてるのに。


 イメージとしては盗賊に襲われている美少女、そこに突如闇が漂う。

 俺は闇を黒い煙のような霧のようなものだと思ってる。

 不安がる盗賊、そこで俺がかっこいい決め台詞を吐きながら闇が人の形になる。

 この妄想をぜひ具現化したいものだ。


 あ、やっべ、人助けとか言っちゃった。人嫌いだったらどうしよう。


「わかった。修業は3年だ。途中でやめることは許さんぞ」

「はい!」


 気にしてくてよかった〜

 って三年!俺の得意な空返事しちまったよ!

 今まで色々なことを投げ出してきた俺にできるのか・・・投げ出せる環境じゃないな

 耐えられるのか・・・


 〜〜


 麒麟さんは洞窟の入り口にいる。


「お前はどんなスキルを覚えたい」

「そうですね、まず回復魔法っす。人助けに必須なスキルっすからね・・・ひゃっ!?」


 いきなり麒麟さんにつままれる、何するの?

 怖い!・・・え?何これ?体の中の何かが渦巻くような感覚!怖っ!


「今のが魔力の流れだ、この魔力の流れを実感しろ、魔力の操作を一人でできるようになれ、その間お前の世界の話を聞かせろ」


 〜〜〜数日後


「魔力の動かし方大丈夫っす!次どうしますか?」

「これを食え」


 バックを投げられる


「バックをっすか?」

「中身だ」


 中を開ける、変なのがが沢山入ってる

 白色の丸い楕円形のぐちゃっとした水気のないナマコのようなもの

 このバック、アイテムボックスってやつかな?


「これアイテムボックスですか?」

「そうだ、俺を狙った愚かな人間から奪った。おまえもこうなるなよ?」


 ニヤッとする麒麟さん、そんなことする勇気ないっす


「そんなことしないっすよ、・・・この変なのを食えってことですか?」

「食え」


 頭を痛めながら念のため鑑定する


 名前:ヒールポロポロ

 特徴:すごく珍しい、すごく高い、高級ポーションの素材、食べると元気になる


 いいものだ、まさか俺のために準備を?

 泣かせるぜ


「焼いていいですか?」

「わからん、駄目だ」


 生かよ、挫折しそうだ


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