イライラキノコの裏切りと被害者
グゥイギャアアァァス!
俺は遠くで聞こえる奇声にビビりながら、イライラキノコに感謝しながら落ち着いてステータスを見る。
名前::レベル1
種族:地球人
スキル:
[ストレス耐性][苦痛耐性][思念鑑察]
称号スキル:
[地球生活]
個性スキル:
[*形になっておりません]
称号:
「地球人」
苦痛耐性が増えている。
思念鑑察と地球生活のおかげだろうか。
次の個性スキル、形になっておりません?
期待しているぞ!
[*形になっておりません:自身の成長にあったスキルになります。]
チートの卵な予感がするぜ!
俺にあったスキルになるってことだろ?
最高だぜ!...クソスキルフラグはやめましょう。
次は称号の地球人、称号スキルと関係あるんだろうな。
[地球人:地球から来た証、称号スキル地球生活]
書いてる通りだな。
レアスキルを覚えるのに称号の取得が大切そうだ。
あとは荷物整理と異世界でやりたい事をまとめるか
イライラキノコ安全地帯のおかげで落ち着いてスタートできるな。っと周囲を見渡し直すとある事に気づく。
泉の近くの大きな足跡に。
あれ?元々あった?
ここに足跡があるってことはここは安全地・・・
「グゥゥゥイギャアアァァス!」
近くで聞こえる奇声、近づいてくることが嫌でもわかる。
俺はすぐさま反射的に声の反対の方向へ逃げる。
異世界来たことを猛烈に後悔しながらひたすら走る。
1分ほど走った後キノコの森と木の森の境目に出る。
俺は泉のあった方に顔を向ける。
キノコとキノコの隙間からかろうじて見える禍々しい青とピンク皮膚をしたなにか。よく見えない。
しかもでかい、マンション3,4階分ぐらいか?
気づかれていないようだ。どうやら水を飲みに来たらしい。
異世界補正か、身体がすごく軽く感じるがあれには絶対勝てる気がしない。
届くかわからないが鑑定して見る。...キノコのときより頭がいたい
名前:ブラッディーティラノ(固有種)
強さ:A+
説明:本能でのみ動く。まともな思考はない。
固有:イライラキノコを食べ、耐えたが耐えられなかった
最初に相手しちゃいけないやつじゃん。
イライラキノコやべえ。
そんなことよりもう少し距離を置きたいな。
と逃げようとした時、遠くからでもわかる。
多分目があった。
名前::レベル1
種族:地球人
スキル:
[思念鑑察][ストレス耐性][苦痛耐性]
[気配察知]
称号スキル:
[地球生活]
個性スキル:
[*形になっておりません]
称号:
[地球人]