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避難所

 うん、人間しかいない。

 異世界といったら異種族!のはずなんだがなぁ

 まぁ立ち止まってても仕方ない。

 宿を探すか。

 あ、お金ないわ

 素材を売りに行こう。

 いや待てよ?今はもう暗い。

 素材を見せびらかすなら人がいる時の方がいいな。

 となると避難所に行くか。


「すまん、避難所はどこにある?」

「あぁ、そこを真っ直ぐ進んで曲がったあたりだよ」

「感謝する」


 俺は人に聞きながら避難所を目指す。


「ここが避難所か?」


 流石異世界だ。俺の知らないものばかり。

 広い広場に白い雲のようなものが敷き詰められている。

 その雲の上に座ってたり寝てたりしている人達がいる。

 俺は近くの衛兵に話しかける。


「ここは避難所か?」

「そうだ、避難するのは初めてか?」

「恥ずかしながら・・・」

「そうか、これはモシュモシュ、入って自由にするといい。モシュモシュは明日の昼には消えてしまうから注意するように」


 白い雲のようなものを指差して言う


「あと荷物も自分で管理するんだぞ!あと配給品を渡しておく。国王様に感謝するんだな」


 そう言われると硬そうな何かを渡される。


 俺は少し離れて座る。

 ふわふわしてて気持ちいい。

 モシュモシュって言うのかこれ。


 これ何でできてるんだ?

 そうだこんな時こそ鑑定だ。


 名前:モシュモシュ

 特徴:モシュモシュと呼ばれている。フォッグフロッグの胃液を混ぜたもの。


 え、これカエルの胃液なの?

 ・・・ま、いっか

 俺は渡された硬い何かに齧り付く。

 するとエタンに話しかけられる。


(初めて見る食べ物だな!美味いか!?)

(うーん、硬くて味が無くて食べてて疲れる。保存食かな?)

(そうか!私も早く食事とやらをしてみたいものだ!)

(え?食べれないって言ってなかった?)


 エタンとエンペラーマウンテンで修行していた時、飯を食うか聞いたら食えないと言われた事を思い出す。


(今のところはな!だが最近私もこちらの世界へ干渉できるような気がしてきた!昔この世界で契約した精霊は時間をかければ食事や物を触れるようになると言っていた!)

(干渉?あーエタン、物とかさわれないもんね。それができるようになってきたって事?)

(違う!出来そうな気がしてきただけだ!)

(そ、そう。できたらいいね。)


 俺は硬い何かを食べるのをやめて、バックから焼いてある”狩りガモ”の肉を取り出す。

 エンペラーマウンテンを出るときに前準備してきたものだ。

 俺は火の魔法が使えないからな!


 美味そうな匂いだ。

 どれいっただっきまー・・・

 熱い視線を感じる。

 そりゃそうだ。

 避難してきた人達は軽装、固そうな何かをかじりついてる人ばかりだ。

 こんなところで肉なんか出して俺はテロリストだな。

 耳をすませば聞こえてくる。


「ママ!あたしもあれ食べたい!」

「ごめんね、ママこれしか用意してないの」


「僕たちもチキン買いにいこう?」

「ここの食べ物は高いの。これで我慢して」


 ・・・はっ!そうだ今こそ格好つけるとき!

 俺はチキン配りのサンタクロースと化すのだ!!


 というわけでチキンを持って近くの家族に寄る。


「食え」

「えっいいの?」

「こらいけません!気を使ってくださって申し訳ありません。こちらは気にしないでください。」

「・・・仲良く分けるんだぞ」


 俺は男の子に一方的にチキンを渡して去る。

 感謝の押し付けは楽しいな!!

 俺はこれを繰り返す。

 中には外食してきた人達や本気で断ってきた人達もいたけど・・・


 聞こえてくる美味しいの声

 自分で自分に酔うぜ。

 どれ衛兵さんにも媚を売っとくか。


「お疲れ様」


 俺はチキンを差し出す


「今、俺は仕事中・・・だが、貰っておこう。助かる」

「気にするな、それより魔物の素材を売りたいんだがどこ行けばいい?」

「冒険者ギルドの話か?それなら4ヶ所にあるが・・・お前にすすめられそうなのは2ヶ所だな。ここの地区のギルドかビョードゥ地区のギルドだな。」


「違いはなんだ?」


「一つ目は人が管理してるギルド、二つ目は様々な種族がいるギルドだ」


 この感じだと他の種族がいるようだ。

 安心したぞ。


「何故?種族毎にわけてるんだ?」

「本当に何も知らないんだな。簡単に言えば喧嘩しないようにだ。国をまとめるのに様々な事があった。それで人が嫌いな奴、他種族が嫌いな奴、気にしない奴、色々といる。それで地区毎に分けている。ちなみにここは人間が管理している地区だ」

「・・・それなら俺は色々な種族がいるビョードゥ地区のギルドに行く」

「わかった」


 衛兵は指差す


「あの方向あたりにそのギルドはある。また人が管理してる地区があるように人嫌いが管理している地区もある。気をつけろよ」

「わかった」


 俺はモシュモシュに座り直す。


「あの!」

「ん?」


 小さい女の子だ。

 可愛いなぁ。

 ヨシヨシしたくなるなぁ。


「ありかとうごしゃいましゅ!」


 チキンの件か。


「気にするな」


 かぁ〜、俺ってかっこいいなぁ

 その後色々な人から感謝された。


 さて、明日に備えて寝るか。

(おやすみ、エタン)

(うむ!)

1週間に5話と言いましたが難しそうです。

ごめんなさい

一日一話書いてる人ほんとすげえや

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