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テンプレ手助け

「ステータス、オープン」

 エタンが調子が悪いらしいので少し休憩する。

 精霊って体調崩すの?


 名前:ヤミキリ:レベル83

 種族:地球人

 スキル:

  [思念鑑察][風魔法][水魔法][雷魔法]

  [治癒魔法][毒耐性][ストレス耐性]

  [苦痛耐性][気配察知][感][健康維持]

  [闇精霊魔法]

 称号スキル:

  [地球生活][黒雷(低)]

 個性スキル:

 [*形になっておりません]

 称号:

  「地球人」[神獣の弟子(固有)]


 う〜ん、やっぱりこのステータス不便だな。

 スキルレベルがわからないんだもん、毒耐性あっても平気で毒になるし信用ならん。


 んん?称号スキル黒雷?称号神獣の弟子?

 クロルさんって神獣だったの?

『黒雷(低):雷魔法に耐性貫通を付与する』

 クロルさんの黒い雷かっこよかったもんなぁ

 ・・・これから俺の為に頑張るぞ!


「うむ!調子が良くなった!そろそろ行くかヤミキリ!」

「おうよ!」


 改めて崖からの景色を見る。

 すごい高いんだな。

 モヤがかかっててよく見えないがデカイものなら見えるな。

 あそこに国がありそうだな!多分あれは城だな!

 おお!あっちには雪山がある!

 あれはなんだ!クソどでかいゴーレム、あれほっといて大丈夫なんだろうか!

 おぉあれは!・・・あれは!・・・


 高いところからの飛び降りるのは勇気いるな。

 だけど今なら行けそうだ。


「待たせたな!エタン!そろそろ行くか!」

「ふむ!輝しき闇の為に!」


 ここで一つの意思表示をしとく


「エタン!俺人と会ったらかっこいい人を演じるからな!口調が変わると思うけどよろしくな!」

「ヤミキリの格好良さの理想像!楽しみにしてるぞ!」

「じゃああそこの国っぽいところ目指すから」


 俺は崖から飛び降りる。

 風魔法でハングライダーの如く少しずつ降下しながらかなりの速さで進んで行く。

 自由に飛ぶとなると難しいが降下しながらなら難しくはない。


 高さが高さだけに2時間以上飛んでいる。

 このままあと15分進めば国にはつくだろう。



 お!道を走ってるあの馬車、ラプトル型の小型恐竜みたいなものに襲われているな。

 数は4匹か。

 ふむ、テンプレートなシチュエーション

 だが感謝する!俺は飢えていた!


「エタン!俺たちの格好良さを見せつけるぞ!」

「待っていた!楽しみにしているぞ!!」


 美少女ならいいが・・・

 俺は馬車に向かって降下する。

 近づけたら馬車の正面から着地する。


「うわあああぁ!」


 馬車を操る男は急に出てきた俺に多分びびったんだろうな。

 馬車は精霊魔法で闇と化した俺をすり抜ける。

 馬車の正面に着地した理由としては俺の演出だ。

 気づかれなかったら寂しいじゃない?


 すかさず馬車と並走しているラプトルを切っては闇化、切っては闇化と繰り返し、最後の1匹は新しく手に入った黒雷を試す意味も含め雷魔法で仕留めることにする。


「師に導かれし雷よ!弱気を助ける力となれ!」



 黒光りするいかずちをビームをイメージして放つ。

 放った雷はラプトルの首元を焼き切る

 クロルさんのと同じ色ででかっこいい

 本当はこんな口上必要ないんだけどね。

 格好つけたいもんね!


 ・・・

「あ、ありがとうございました」


 馬車から出た鼻声の男が言う


「ふん、気にするな」


 今頃だが言葉通じよかった

 しかしそわそわしてるな。

 トイレか?


「本当に助かりましたよ、まさかこんなところに魔物が ズビ 現れるとは。あぁ鼻が詰まっててすみません」

「いつもは現れることがないような口ぶりだな」

「ええここで魔物を見たのは初めてです、変なことばかりで世界は終わっちゃうかもしれませんねぇ。あんなことが起きて一人旅は不安で不安で。誰かと話したかったです。」

「あんなこと?」


 鼻詰まりの男が指差す。

 俺がいた山だな。こうして見るとかなりでかい。


「エンペラーマウンテンのことですよ」

「・・・?」


 あの山はエンペラーマウンテンっていうのか。

 しかし何のことだ?


「ほら!?あそこの頂上で黒い光が何度も光ってたじゃないですか!音も凄かったですよ!そのあと巨大なスライムみたいなものも出てきて、最後に大きく光ってたと思ったら全部消えてましたが・・・」


 あーなるほどね。

 よくよく考えるとこっちからも見えてるわけか。

 伝えづらいし誤魔化そう。


「・・・俺は気づかなかった」

「えぇ!?あれを気づかなかったって・・・いや、取り乱してすみません。どうやら疲れてたみたいです。夢だったのでしょう。あのようなことありえませんし」


 すまねぇ、すまねぇ


「ところでどこへ向かうおつもりで?」


 俺は国の方を指差す。名前がわからん。


「ワンナー王国ですか。私と一緒ですね。よろしければご一緒させてくれませんか?今日の一人旅は怖くて怖くて」

「護衛とかはいないのか?」

「行きは荷物もあったので雇ってたのですが帰りはこの通り荷物はありません、盗賊に怯える心配もなかったので護衛代をけちりまして・・・」

「いいだろう、俺はワンナー王国に行くのは初めてだ。色々教えてもらうぞ」

「わかりました!任せてください!ズビ」


遠くから山の頂上見えるのっておかしくない?って思われるかもしれませんが、ほら!異世界は空気が綺麗だから・・・みえるよ!

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