プランクドーン
森での探索
クロルさんの日課トレーニング
あっという間に7ヶ月が過ぎ、今は旅立つ準備をしている。
色々なことがあったな。
「アイテムボックスに忘れ物はないな?」
親のセリフみたいだ。
「大丈夫です!今までありがとうございました!!」
やばい泣きそう
バックの中身は森で俺が狩ったものでクロルさんから貰ったものはナイフとアイテムボックスだ。
ちなみにこのアイテムボックスは中身の時間が進まないレアモノ。
このバックを手に入れるためにクロルさんは昔少しやんちゃしたらしい。
するとクロルさんが洞窟から出る。
クロルさんが洞窟を出るのを見るのは初めてだ!
「乗れ」
「え?いいんですか?」
「面白いものを見せてやる」
俺を乗せて空を走る。
しかし今日のエタンはものすごく静かだ。
とても高い一本の木の上、そこで降ろされる。
あたりを見渡す。
あそこはクロルさんのいた洞窟。
あの洞窟あんなにデカかったんだな。
あそこはキノコの森と巨大湖。
嫌な思い出しかない。
あそこは俺が何度も殺されかけた沼地。
腐りかけたドラゴン強かったな。
結局勝てずにクロルさんのゴーレムに何度助けてもらったことか。
A+にはまだ勝てない。
もう少しで勝てそうだと思うんだけどな。
よく見ると森の奥が見切れている。
ここはやっぱり崖で囲まれた山なのか。
しかしこの山だいぶ広いなー。
一つ一つが思い出だ。
これを見せたかったのか?
「エタンセル、頼んだぞ。ヤミキリ、俺を見ていろ」
「・・・任された!」
エタンがいつもより元気少なめ?に答える。
この言葉を告げられると泉に向かって空を走っていく。
一体なにをするのだろうか。サプライズか?泣くぞ?
あれ?初めて名前呼ばれた?泣くぞ!
あれ?もう泣けてるわ
ドゴォォォォン!!
クロルさんが泉に向かって黒い落雷を落とす。
ちょ!なにやってんすか!泉の生態系がうんたらかんたら!
すると泉からスライム状の超巨大な頭のない巨人のようなものが現れる。
俺はすかさず鑑定する
名前:プランクドーン(96%)
強さ:SS
特徴:1000年前勇者と相打ちしたとされる滅亡級の魔物だが、コアは生き延び再生していた。