表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/44

プロローグ


 誰も気にしたことがない話をしよう。

 ノーベル賞を受賞したり、名立たるセレブのランキングに入っていたり、時には大企業の社長だったり。

 歴史に残る彼彼女らは、身近にいた人間でさえ気づいていないが、ある共通点を持っていた。

 性別も国籍も体型も性格も、享年すらも異なる人物であるにも関わらず、不思議なことに、全員同じ呼ばれ方、名乗り方をする時期がある。

 しかもその名は、繰り返し使われていて、どの分野においても轟くような功績を上げる人物ばかりだというのに、どうしてか誰も気にしない。


 “何故、彼あるいは彼女は、あの名に『成る』のか”


 天才の共通点にしては明確で不明瞭な『名』。

 だけれど、誰も疑問には思わない。

 そう、誰も。




 まるでそれが常識だとでも言うように。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ