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ひらがなタイトル

ねこぜ

作者: 雪つむじ

頭が重い

考えすぎて

猫背になる


どうしてこんなに重い頭を

抱えながら生きているのか

わからなくなることが

ほんの少し

ほんの少しだけ出て来たりして

ほんの少し

ほんの少しだけ涙が出る


濡れた顔を拭こうとすると

だいたいメガネが邪魔をする


どうして?


透明な仮面のはずなのに

こんな時ばかり積極的

綺麗に見えていた世界のはずなのに

どんどんぼやけていくのを見ていろだなんて


流した涙の分量だけ

頭はきっと軽くなるって

背中を押しているつもりかもしれないけれど

ほんの少し押されたくらいじゃ

僕の猫背は治らないから

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 眼鏡が涙を拭うのに邪魔をする。 些細な物事に気がつき、クローズアップするのが、詩の世界なのですね。 リズミカルでキレがあって、とても良い詩だと思います。
2017/06/16 12:29 退会済み
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