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詩集

流れ落ちた

作者: 白樺セツ

あれはなんですか、と言われて

あれは流星だと


では流星とはなんですか、と

それは落ちてくる星だと


どうして落ちてくるのですか、と

それはさっきいた場所から外れたのだと


では空はあいていくばかりなのですか、と

それは違う、と首を振った。


新しい星がやってくる

その場所に入ると色を強くして光り輝く

そうしていつしか赤くなって消えてしまうが、

すぐにまた新しい星が現れる。

我々が生きている限り、数多ある星の輝きは永遠だ。


それはまるで刺青のようですね、と

下手に深く刻んでしまったから、大きな穴が空いてしまった。

もうお星様になっても消えない刺青です、と。


それは違う、と首を振った。


我々は目がくらむから、それが眼に映った光の名残だと気付かないのだ。

もうとっくの昔に何もなくなっている、と。

そこにあるのはただの痕なのだ、と。


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