表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
unlimited  作者: 轟号剛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/63

復讐

--首都ベゴニア上空


一人の老人が風に乗り空高く飛んでおり、その姿は地上からは鳥のようなサイズに見える。


「さぁ、積年の怨みを晴らす時がきたようだ。 我が子らよ。 存分に暴れるがいい」


ウェザーの言葉に呼応するように、上空にある雲が膨張し更には黒く雷を帯びていく。


「裁きの(ジャッジメント)


遙か上空からベゴニアに向かって雷が落ちてゆく。


-


「おいおい、なんかやべぇ気配が上空にあるぜぃ! てゆうか、雲行きが怪しすぎるぞ!」


いち早く上空の異変に気づいたのはムサシであった。 ムサシの声に反応するように近くにいた者達は全員空を見上げる。


「ハッカイ!」


ブレイクに名を呼ばれるだけで、ハッカイは自身の役割を理解したようで手と腕を巨大化させ、その上にブレイクを乗せる。


「いきますよ。 おらぁぁ!」


ハッカイは勢いよく上空に向かってブレイクを投げると同時に、雷が勢いよく落ちてくる。


「消滅させる右手(エクスティンクション)


落ちてくる雷の落下地点にちょうどブレイクは飛ばされており、右手を雷に当てると雷は一瞬で消え去った。


上空を飛んだブレイクはもっと上空に浮かんでいるウェザーの姿を見つけるが、勢いが足らず地上へと落下して行く。


「ほう、これを防ぐ実力者がサイラクにもおったとはのぅ」


ウェザーは雷を防いだブレイクに関心を示すと、手を落下していくブレイクの方へと向ける。


切雨(キリサメ)


なお膨張を続ける雲から大量の雨が降り始めると、その雨を集めてブレイクに向けてマシンガンの弾のように撃ち始める。


「させませんよ」


ブレイクの前に結界が張られると、雨の弾を防いでいく。


「大丈夫かブレイク?」


落下してしていくブレイクを支えるように白い煙が現れると、同様に白い煙に乗った、ゴクウ、ゴジョウ、ハッカイのチームサイユウが現れる。


続いてハッカイが巨大化させた腕でウェザーを殴りかかる。 


風壁(フウヘキ)


しかし、ハッカイの拳は風によって妨げられると、風が勢いよく吹きハッカイは足元の白い煙ごと飛ばされる。


「うゎぁぁぁ」


ハッカイは足元の白い煙が無くなってしまい手足をばたつかせテンパってしまっているようだ。


「ったく、世話をかけさせんなよ」


ハッカイの落下地点にゴクウが飛んでくると再びハッカイを支えるように白い煙を生み出す。


「あ、ありがとうゴクウ、、」


ハッカイは弱々しい声でゴクウに礼をする。


「お前はキクレンの人間だな?」


ブレイクは大声でウェザーに話しかける。


「そうだ、お前達に復讐しにきてやったぞ。 俺はお前達に滅ぼされたキクレンの意思を受け継いでいる。 お前達が相手をするのはキクレンそのものだ!」


ウェザーが叫ぶと辺り一体に突風が吹き荒れる。


「おい、お前らこいつはやべぇぞ! 気張っていけよ!!」


ゴクウが注意を呼びかけると全員が戦闘体勢に移る。


-


雷が落ちると同時に街中の各地で戦闘が起きていた。


中央広場ではトリケラトプスが街中で暴れており、その背中にも一人の青年が立って白い光を放つボールを市民に向けて放っている。


「ヒャッヒャッヒャッ!! やっと思う存分暴れられるぜ!」


ボールが当たると次々と市民は時間が止まったかのように固まってしまってしまう。


「ゴォォォォ」


動きが止まった市民に対して、トリケラトプスは勢いよく突撃して行く。


「やめやがれ!! 大猩猩拳(ゴリラストレート)


市民を守るようにビースが現れると両腕をゴリラの腕に変化させ、トリケラトプスの頭を殴りつける。


しかし、ビースは力負けをしてしまったようで後方へ飛ばされてしまう。


だが、トリケラトプスの動きを止めることは出来たようで、その間に青い糸が市民の体に絡みつくと離れた位置に引き寄せられる。


「大丈夫ですか〜?」


市民がイスの元へ引き寄せられると体の硬直は解けて動けるようになっており、イスへ礼を言うと走って逃げ出していった。


「こいつらが話を聞いていた西の集落の人間か? 強力な能力を持っているが何か違和感があるな」


イスの隣に立つバンは既に戦闘体勢になっており、コウモリの翼に黒一色の服装になっている。


「おめーらは超能隊だな? ちょうどよかったぜ!」


トリケラトプスの背から青年が降りると、体が光を放ち人間の姿に戻るとダイナが姿を現す。


「ヒャッヒャッヒャッ! 2体2でちょーどいいじゃねーか」


ダイナの隣に立つ青年は前髪で目が隠れており表情が分かりづらいが言葉遣いから陽気な性格であることが分かる。


「おい! 俺を忘れてもらっちゃいねーだろーな!!」


家の屋根まで吹き飛ばされたビースだが大してダメージを受けていないようでバンとイスの隣まで飛び跳ねる。


「そりゃ良かったぜ。 こんなんでやられてたら拍子抜けだ。 俺はあの男をやる。 タイムはあの二人の女をやれ」


「え〜、僕が二人ですか?」


「おめーは女を相手にするのが好きな変態やろーだからご褒美だろ?」


ダイナからの言葉にタイムは口角を不気味なほど上げて肯定する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ