表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
unlimited  作者: 轟号剛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/63

決着

空から落ちてくる白い雷と、ボルトの手から放たれる黒い雷の二つの雷がゴクウとブレイク目掛けて放たれる。


「超転移」


白い雷と黒い雷はゴクウとブレイクの二人の真横に落ち、二人は無傷で済んだようだ。


ゴクウは驚いたように後ろを振り向く。


「メタ、お前雷も転移できたのか!? って、お前ボルトと同じで胸が光ってるぞ!?」


「ゴクウ、ブレイクさん、雷はわたしの方で何とかするわ! 私を信じて突っ込んで!」


メタはゴクウからの問いに笑顔だけで返すと、二人に指示を出す。


「あれは、、なるほど。 メタも捨ててしまったのか。 

であればなおさら手加減しないぞ!」


(先程の雷が転移させられたという事は、体術で攻めるしか無いな)


ボルトはメタも自身と同様の力を得たのを知ると冷静に能力を分析する。


神具(カング)


ボルトは自身の体を黒い雷で覆うと一瞬でブレイクの背後に移動する。


そのままブレイクの体を手で貫こうとするが、ボルトを覆う黒い雷が直前で消え去ってしまう。


しかし、ボルトは構わずにブレイクを殴り飛ばす。


「くっ!」


ブレイクは吹き飛ばされるがすぐに体勢を立て直す。


その間に、ゴクウが白い煙にのってボルトに近づいていた。


「黒煙・針」


手に持つ棒を振りかぶりながら、腰についている黒玉が二つ針状の形に変化してボルト目掛けて発射される。


(雷を発射しても、すぐに転移させられて意味をなさないだろう。

であるならば、一瞬だけ体に纏って対応するだけだ)


ボルトは針状の黒い煙を殴りつける際に、瞬時に黒い雷を纏う。


だが、針状の黒い煙は一瞬で消え去るとボルトの背後に現れる。


ボルトは凄まじい反射神経で背後を振り向いて対応するが、すぐさま纏っていた黒い雷は消え去ってしまう。


「隙ありだぜー!!」


ゴクウはボルトに棒による乱打を打ち込んだ後に吹き飛ばす。


(メタに俺の雷をことごとく消し去られるせいで何もできない。であれば狙うべきはメタだな)


ボルトが冷静に考えを巡らせているが、吹き飛ばされている先にはブレイクが右手をボルトに向けて走ってきている。


「気づいているぞ!」


ボルトは左手に黒い雷を纏うと地面に殴りつける事で、自身を宙に浮かすことでブレイクとの距離を取る。


「落ちておけよ!!」


ところが、ボルトの飛んだ先に黒い煙の大きな手が作られており、ボルトを地面に叩き落とす。


「待っていたぞ!」


落下先ではブレイクが待ち構えている。


「クソォ!!!」


ボルトはブレイクに向けて黒い雷を放つが、ブレイクの右手に触れるとことごとく消え去ってしまう。


「終わりだ」


ブレイクの右手はボルトの体を貫いた。


「グフッ、、」


ボルトは口から吐血しながらも左手に黒い雷を纏いブレイクを殴りつけようとするが、一瞬で黒い雷は消え去り素手でブレイクを殴りつけることになる。


ブレイクは殴られるとボルトから距離を取る。


しかし、ボルトの体の中心には拳大の穴ができておりそこから絶え間なく血が流れていた。


(すまない。

ボニー、サイコ、ウィンド。

負けてしまった、、

俺に着いてこさせたのに。


ウィンド、お前らは俺を師匠と言い慕ってくれていたが俺は大したやつじゃない。 こんな不器用な生き様しかできなかったろくでも無い男なんだ。 お前は俺らと違いこの国の事を好きなのに俺らの為に裏切らせてしまって悪かったな。 お前には才能がある。 どうか俺のような不器用な生き方はするなよ。


サイコ、最後まで返事をしてやれずに悪かったな。 俺はお前をボニーと同様に実の妹のように一緒に暮らしてきたつもりだ。 だからお前の気持ちに応えることができなかった。 でも、あの世ではキチンとお前の気持ちに応えるつもりだ。 お前がこっちに来るのを気長に待つよ。


ボニー、すまない。 俺はお前の夢を見届けてやる事ができ無かった。 こんな不甲斐ない兄を許してくれ)


"ううん、ボルト兄さんは不甲斐なくなんかないよ! 不器用だけどいつもしっかりと私の事を見守ってくれてたの知ってるよ!"


(ボニー、、お前も死んでしまったのか。 そうか、、)


ボルトの目の前には宙に浮かぶボニーの姿が薄らと見えており、ボルトはボニーが死んでしまったのだと悟る。


"ボルト兄さんは私の自慢の家族だよ"


(俺にとってもお前は自慢の妹だよ)


ボルトは最後に笑顔を見せると輝いていた左胸は光を失い、ボルトは目の前に浮かぶボニーに向かって倒れ込む。


しかし、ボルトの体はボニーを通り抜けるとそのまま地面に倒れ込んでしまう。


ボニーはゴクウ達の事を見ると少し悲しげな表情を浮かべる。


"皆ごめんね"


一言、ボニーは言い残すとゆっくりと姿を消した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ