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unlimited  作者: 轟号剛


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23/63

敗北

ポートは自身に迫る骨を避けるために瞬間移動してその場から消える。


ボーンはどこにポートが現れてもいいように警戒するが、一向にポートの姿が現れる事はない。


「どこへ行った?」


ボーンが首を傾げていると、先ほどポートがいた位置にポートが現れる。


「お待たせ〜」


ポートは脇腹にでかい傷を負っていたはずだが、その傷は治っているようだ。


「ストロングさんのところに行って傷を治してもらったんだよ」


不思議そうにポートを見るボーンに対して自身がどこへ行っていたのかポートは教える。


「なら一撃でやる」


ボーンは中途半端に傷を与えても治されてしまうため、大技で決めにくるようだ。


骸骨騎士(ボーンナイト)


ボーンを覆う骨の鎧は大きくなり、手には骨で作られた剣と盾が握られる。


変化していくボーンに対してポートは瞬間移動で既にボーンの頭上に移動していた。


ポートの両手にはバケツがあり、バケツの中は大量の水が入っている。


ポートはその水を空中でボーンにかけるとボーンは降ってくる水を避けずに手に持つ剣で頭上にいるポートを切り掛かる。


しかし、ポートは水をかけたと同時に瞬間移動で消えておりボーンの剣は空振りしてしまう。


再びポートはボーンの頭上に現れるとその両手には先程同様にバケツいっぱいの水が入っており、ボーンに向かってかけていく。


「何がしたいんだ」


ボーンは骨の中で怪訝な表情をしながらもポートが移動してくる先を予測して剣を振っているが一向に当たる気配はない。


ポートは何度もボーンに水をかけていき、ボーンを覆っている骨全体を水浸しになった。


「こんなもんかな〜」


ポートは水浸しになったボーンを見て満足そうである。


そこでポートが再度瞬間移動をしていなくなると、次の瞬間両手にスタンガンを持って現れる。


そこでボーンはこれから起こる状況を理解すると、水浸しになっている自身を覆う骨を剥がして生身になると、そのまま骸骨騎士をポートに向けて突撃させる。


「焦ったね〜」


瞬間移動を使い向かってくる骸骨騎士を避けるとボーンの背後に移動して生身のボーンに両手のスタンガンを浴びせる。


電流を浴びたボーンから発する赤い光は消え去り、白目を剥きながら泡を吐いて倒れる。


「致死量の電流だけどやっぱり強化されてるからちょうどよかったな〜」


続けて瞬間移動をしてサムの元へ移動して、スタンガンを当てようとするが、ポートの動きを読んでいたサムは背後に振り向くと同時にポートの両手を弾いてスタンガンを落とさせる。


「はぁはぁ、無理か。流石に限界だからベットで休ませてもらうよ」


サムがある程度の体術を使える様子を見て、ポートは無理をせずに退くことを選択し瞬間移動でサムの前から一瞬で消える。


「あいつが戻ってくるまで10分と言ったところか。ウォーとクッパには早期決着をつけてもらわないとな」


サムはちょび髭を触りながら少し考え込むと拡声器を手に持つ。


「ウォー、クッパ!お前達はまだまだ強くなれるぞ!気合い入れろ!」


サムの声を聞くとウォーとクッパから発せられる赤い光の輝きが一層強くなる。


「2段階上げると後日に死ぬほどの痛みと戦うことになっちまうが許せよ」


サムはウォーとクッパを見ながら呟くと戦況を再び見守る。


-


レイは依然としてクッパが生み出したパクパクに囲まれている。


クッパがサムによる強化が行われた事により、クッパの能力であるパクパクも凶暴化しており、パクパクの目が今まで◯だったのが✖️に変わり歯もより鋭くなっている。


「ヒッヒッ、さらに強化されたこいつらに襲われたらもう終わりだよ」


レイからクッパの姿は見えていないが、その声は勝ちを確信しているかのように自信に満ち溢れていた。


「さぁやれ!」


クッパの合図とともにパクパク達が一斉にレイのことを襲い始める。


「霊化」


レイは能力を使うとパクパク達がレイの体をすり抜けていく。


するとレイは顔を上に上げるとレイの体が空中に浮かんでパクパクの包囲網から逃れる事に成功する。


「ヒッヒッ、あめーよ!」


クッパは空中に浮かぶレイに人差し指を向けるとその指からパクパクが次々とレイの方向へ勢いよく飛んでいく。


だが、当然撃たれたパクパク達すらもレイの体をすり抜けていく。


レイは徐々にクッパとの距離を縮めていく。


「5、6、7」


それでもクッパはレイに向けてパクパクを飛ばすのをやめずに秒数を数えている。


「8、9」


レイの鎌がクッパに届くまであと少しのところまで近づくがもう遅かったようだ。


「10!終わりだ!!」


歯喰歯喰(バクバク)


クッパはレイが能力を発動して能力が切れるタイミングで今まで出していた黄色の小さい球体ではなく、青い巨大な球体の魔物を生み出す。容姿はパクパクと一緒で目が✖️で歯は鋭く尖っている。


バクバクはレイを体を噛みちぎりバラバラにする。


はずだった、、


バクバクの歯はまたしてもレイの体をすり抜けてしまう。


「な、なに!?」


クッパの顔には先ほどまで浮かべていた自信満々の笑顔がなくなり驚きの表情に変わっていた。


「終わりだよ」


レイは鎌を構えてクッパに振りかぶろうとする。


「舐めるなよ!」


クッパは強化されている体でレイに向けて殴りかかる。


しかし、その拳すらもすり抜けてしまう。


「カッ...」


クッパの体をすり抜けたレイは鎌の柄の部分でクッパの首に打撃を与えるとクッパは白目をむいて倒れる。


「僕の能力については知っていたようだけど僕自身のことを知らなかったのが君の敗因だよ、、」


レイの能力は自分を幽霊のように実体を無くすことができる力である。そしてその能力は10秒連続で使用すると1秒のインターバルを必要とする。


この弱点は以前にコピがカインズ達と戦った際に分かった弱点である。


コピはこの情報をサムに渡しており、サムは幹部の三人にも共有してあった。


「僕はね、攻撃をすり抜けて次の攻撃が当たるまでの一瞬で能力の解除と発動を何度も繰り返していたんだ」


レイはパクパクをすり抜けると同時に次のパクパクが自身に触れるまでの時間能力を解除して当たる直前で再発動していた。


当然空中に浮かぶ力も無くなるが一瞬で再発動しているため大して落下することはない。


レイは10秒以内に能力の解除と再発動を繰り返す事で1秒の時間を稼ぎ能力のインターバルを消していたのだ。


これがレイが超能隊最強と呼ばれる由縁である。その緻密な能力操作はレイの才能であり、能力を模倣したコピには真似することができない芸当である。


「相手が悪かったね、、」


レイは勝ったというのに嬉しそうにせず自信無さげな表情のまままだ戦っているカードの元へと歩いていく。


-


残るカードとウォーの戦いだが、カードの攻撃は全て無効化されてしまうため防戦一方となってしまっている。


「相性が悪かったようだな」


ウォーの硬質化した拳をカードは左手に持つ盾で防ぐが、盾の限界がきてしまったようで盾が粉々に壊れてしまう。


「こっからが本番だ」


カードは盾が壊れても動揺することなく右手に持つ棍棒を両手で持ち直す。


「火の星座・活動の羊」


カードが詠唱すると手に持つ棍棒から激しい炎が溢れ出す。


そして一瞬でウォーとの距離を詰めると、燃え盛る棍棒で切り掛かる。


「ぐぁぁ!!」


ウォーは体を液体化して剣を無効化しようとしたが、炎を無効化することはできなかったようで切られた部分は黒く焦げてしまう。


液体化が通じないことを悟ると一瞬で体を硬質化させてカードに殴りかかる。


「無駄だ」


「連撃」


ウォーからの攻撃を避けるとウォーの体の至る所に切り掛かる。


硬質化したウォーの体でもダメージが通るようで、棍棒が当たるたびに悲鳴をあげる。


最後に首に剣を振り下ろすとウォーは白目を剥きながら気絶する。


「何だ、来る意味なかったね、、」


カードがウォーを倒したタイミングでレイが到着する。


「おう。ポートはいないみたいだが、どうやら俺がラストだったみたいだな」


カードはレイと話すと遠くでこちらを見守っているサムに目線を移す。


「はぁ、負けだ」


サムは苦笑しながら地面に胡座をかいて両手を挙げる。


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