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unlimited  作者: 轟号剛
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謎の人物

「チューズくん起きてる?多分起きてないよね。仕事の時間になるので起きてください!」


一人の青年が部屋で眠りについていたところ、突然頭の中から声が女性の声が響いてきた。


「今日は火曜日なので、チューズくんだよね。

じゃぁチューズくんは身支度が済んだらいつも通り、可燃ゴミ処理場に行ってね。

 さっきフレイさんとゴクウさんには連絡したから急いでね!じゃぁ通信切りまーす!」


矢継ぎ早に話された後、青年の頭の中で響いていた声は聞こえなくなった。


「パシーさんの能力は頭に響くから、体が驚いて心臓が止まりそうになるんだよな」


青年はベッドから起上がり頭を掻きながら愚痴をこぼす。


青年の名前はチューズ・ウィーク

逆立った赤髪が特徴的であり、身長は平均的で目つきが悪く、少し怖い印象を与える容姿である。


チューズはそのまま身支度を済ませて外に出るとゴミ処理場まで歩いて行く。


「あっチューズじゃん!おはよ!」


ゴミ処理場に向かう道中でお店から出てきた人物から声をかけられた。


「アブか。デリスさんのとこで朝ごはん食べてたのか?」


チューズに声をかけてきたのはアブという人物。

小柄な体格で黒髪の少女で見た目が10代前半のような容姿だが年齢はチューズと同じ20歳である。


「うん、ククさんがもうすぐ育休終わりそうだって聞いたから話を聞きにきたの」


アブが今出てきた店はデリスが経営している料理店であり、ククはデリスの妻である。


「ククさんの料理する姿かっこいいから早く見たいな〜」


アブは人差し指を口元に当てて、ククが料理してる姿を思い出してるようだ。


「お前も物好きだな」


チューズは呆れた顔で言葉を返す。


「そういえば、チューズはどっかに向かうところじゃなかったっけ?」


アブはハッとした表情で首をかしげながらチューズに聞く。


「確かに早く行かないと怒られちまうな、じゃぁまたな」


チューズはそういうとその場から走り出す。


「呼び止めちゃってごめんねー。仕事頑張って!」


アブからの声援にチューズは右手を挙げるだけでそのまま走り続けた。


街を抜けて森を走り切った先に辿り着いた場所は海岸である。目の前には海が広がっており綺麗だが、砂浜にはゴミが積んでありかなり汚い状態である。


「おい、チューズ遅いぞ!」


ガタイのいい中年の男性がチューズに向かって声をかける。


「すみません、道中アブにあって少し話し込んでしまいました」


チューズは頭を掻きながら軽く頭を下げる。


「いいからさっさと終わらせちまおうぜ、今日はこの後ムサシと予定があるんだ。何より臭いしな」


声は上空から聞こえた。チューズが上を見上げると白い雲に乗った壮年の男性が雲の上で胡座をかきながら話していた。

低身長で肩に棒を担いでおり、茶髪の短髪で頭に付けている金色のバンダナが特徴的である。


「そうだな、始めるぞチューズ!」


中年の男性は両手から炎を放出してゴミを燃やし始める。

軽く返事をしながらチューズも両手に炎を纏わせてゴミを直接触りながら燃やしていく。

ゴミが次々に燃えていき、黒煙が上空に立ち昇っていくが全ての黒煙は雲の上に座っている男性の右手に集まっている。


やがて全てのゴミが燃え尽きて灰になり、黒煙も立ち昇らなくなった。


「よし、いっちょ上がりだ」


雲に座っている男性は右手に集めた黒煙を圧縮して小さな黒い球にした後に腰のベルトにつける。


「ゴクウさん、フレイさん今日もありがとうございました」


「おう、お疲れさん!じゃぁ俺はムサシのところ行ってくるわ〜」


ゴクウと呼ばれた人物はそう言うと雲に乗って勢いよくどこかへ行ってしまった。


「おし、じゃぁ俺らも稽古を始めるか!」


フレイと呼ばれた中年の男性はチューズに声をかける。

ゴクウとは違い身長が高く2mに届きそうな見た目であり、

赤髪のツーブロックで厳つい見た目をしている。


「はい、お願いし」「緊急連絡!!街の中央広場で乱闘騒ぎ、謎の人物とムサシが交戦中、援護に向かってください!」


チューズの返事を遮るように頭の中でパシーの声が響いてきた。


「おい、聞いたか今の?」


どうやらフレイにも同時に連絡が来ていたようだ。


「面倒くさいことになったな。すぐにいくぞ!」


フレイの言葉にチューズは頷きを返し、すぐさま二人は走り出す。

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