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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
5.嫌い嫌いも好きのうち、ということでした

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プーの凄さは言葉で言い表せない凄さ

「もしかして、あたしがプーのことを好きだと思っているのか?」

「おや。違いましたか?」

「なんであたしがあんな奴を……」

「小娘。そのおっぱい、噛み千切ってやりましょうか?」

 暗黒な微笑でクリクリは素早く短剣を取り出して、あたしの胸元に突き付ける。喉元じゃないのはこいつのこだわりか……。なんにしても、あたしからおっぱい取ったら、スタイル悪くなるだろう。

「アマネル・マープ様を侮辱するやからは、たとえアマネル・マープ様のご朋友であったとしても許しません。極刑に処します」

 小さい少女とは思えないくらいにどす黒い睨みをかせる。

 どうにかこいつをいさめないと、あたしのおっぱいが短剣によって手術されてしまう。

「わ、悪い……言葉のアヤだよ」

「言葉の文なんて、よくもその口で言えますね。言い訳をするなど見苦しい。アマネル・マープ様は如何なる時も言い訳をせず、いさぎよさもお持ちでいらっしゃるのに……」

 いちいちプーをよいしょしないと気が済まないのか。

「だから悪かったって。その短剣、仕舞ってくれ」

「ふん……これで最後ですからね」

 どうどうと両手で牽制けんせいして、クリクリの良心に訴えた。クリクリはあたしの言うことを聞いてくれたようだ。これで最後と言いつつ、何回もこれで最後と言ってくれると思っているが、どうだろうな。

「……あたしもわかってるよ」

「何をです?」

「プーが凄いってこと。言葉で表せないくらい凄いってこと、わかってるよ」

「それは光栄ですね」

 ふふんとクリクリは鼻高々に言った。

「でもプーの凄さってさ、言葉にすると安っぽくなっちまう気がするんだ」

「と言いますと?」

「本当に凄い奴ってのは、人間の言葉だけじゃ言い足りないってことだ。だから凄いとしか言いようがない。あたしたち人間にはそういうことしか言えないのさ」

「……よくわかってるじゃないですか、小娘」

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