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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
4.店長は本当に人間じゃなかった!

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ゲームセンターに、また小悪党出現

 プーがこそっと耳打ちしたので、あたしも返事をした。

 プーは帰りだけはいつも一人で帰ることにしている。もちろん、バイト先に行くからだ。

 あたしが一緒に付いていくと、他の奴が気になるから別行動を取ることにした。

 カップル扱いされても気分が悪いし。あいつもそうだろう。

 あたしも日和と朝華に一人で帰ることを伝えて、一人でゲーセンに向かった。

 ゲーセンの前で、この間の、悪いチャラ男どもが電柱の陰に隠れていた。

「おい、お前ら」

「ああ? やんのか、ババア」

「テメこらすっこんでろババア。邪魔すんなや」

「カワイコちゃんに引っ叩かれたくせによー」

 中指を立て、のそのそと中腰であたしの周りを歩き、挑発するチャラ男ども。

 ここが正念場だ。あたしの短気を克服するチャンスじゃないか。冷静に対処するんだ。

 すると、チャラ男の一人が手に持っているものを注目した。

「おっと、こんなところにウォーターインペットボトーール」

「お、いいねー!」

「やっちまえー!」

 チャラ男どもが両手でピストルを構えるようにして、合図する。

 そのペットボトルは明らかに、あたしかプーをいびるために用意してきたものだ。

 もしかして、あたしはこいつらに水をかけられるのか?

「ババアのデカパイになんぞ興味ねえが……」

「これにりて、もうオレらに文句言わなくなるだろ?」

「なあ?」

 チャラ男どもに上からねめつけられ、あたしは押し黙った。口を開けば暴言を吐きそうだったから、何も言えなかったんだ。こういう時、どうすれば最善か?

 そこへ、真の勇者が現れた。

「あなた方、もうここには来ないようにと言いましたが」

 店長になったプーだ。だがいつもと口調が違う。いつもならもっと丁寧な喋り方をするのに、今日はなんだか粗末な敬語だ。プーにしては、最低限の敬語を使っている。

「おっ、カワイコちゃんじゃーん」

「よし、ターゲット変更」

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