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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
4.店長は本当に人間じゃなかった!

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学級崩壊レベルの授業

「では詳しく説明しましょう。保元元年、崇徳上皇と弟の後白河天皇との間に皇位継承に関する対立が起こりました。それには、藤原頼長と兄の藤原忠通との家督争いが絡み、保元の乱に発展します。崇徳・頼長側は源為義・平忠正の武士団を、後白河・忠通側は源義朝・平清盛らの武士団を招じました。そして、これらは京都における内乱に発展します。その結果、崇徳上皇方が敗北し、上皇は讃岐に流され、頼長は戦死しました。 この乱を境に、源氏や平氏といった武家が台頭するようになる……とネットに書いてありました」

 しかも話が長くて聞いちゃいられない。教科書を読み上げないし、ネットのものを取ってきて口頭で説明されてもあたしらは退屈なんだが。

「先生様。それはよくないことではないのでしょうか」

 日和。先生様っておかしくないか? 先生だけで敬称だと思うが、無理矢理か?

「なんだね赤丸君。理由を説明しなさい」

「教師ともあろうお方が、他人様のホームページから引用してきたものを授業で使う……せめて出典なども明記すべきです。その方にご迷惑がかかるのではないかと」

「ふむ……なるほど。確かに赤丸君は正しい。では、ホームページアドレスを書いておきましょう」

 先公は黒板に大きくホームページのアドレスだけを書いた。

 おい、板書するのはそこだけか。なんなんだここの先公は。

 プーも暇そうに欠伸しているし、みんなノートに落書きしたり、早弁したり、寝たりしている。この授業だけは学級崩壊レベルじゃないのか。

「めちゃくちゃだよ……」

「ホントだな」

「珍しく意見が合ったね」

「先公には不満しかないからな。それで気が合うんだろうな」

「安馬様……黒江様とあんなに親しくなさるなんて……」

 日和が悔しそうにハンカチを噛んで、歯軋はぎしりさせていた。女の怨念おんねんは怖いぞプー。

 朝華は日和と席が離れているからなだめてやることもできず、アセアセしていた。

「赤丸さんはぼくのことを様付けで呼んでいるのか……ははーん」

 プーはよくないことを勘繰ったようで、変な声を上げた。

「どうしたプー」

「語尾がプーになってない?」

「そんなことはないぞプー」

「もういいや。それじゃあ今日ゲームセンターに来てね。簡単な研修をしよう」

「わかった」

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