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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
4.店長は本当に人間じゃなかった!

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プー陥落

「そうだな。あたしの面も割れてるし、また悪さする奴が来るかもしれないな」

「あのような人に会っても冷静に対応できる?」

「お前が指導してくれるんだろ?」

 あたしはプーに決断をゆだねた。プーはふぅと溜息を吐いて、観念した。

「んん。そうきたか……」

「それに、ボディーガードも必要だろ」

「……仕方ないなあ」

 プーの参ったという顔が見られて、あたしはガッツポーズ。

「よし、陥落した!」

「陥落って……」

 プーは赤くなった。プーの赤面は結構レアだ。ガチレアを引き当てた。

 そんな初々しいカップルみたいなじゃれ合いをしていると、授業が始まった。

 朝一の授業は日本史。日本史はあたし全然興味ないからなあ。ゲームでの知識くらいしかないし、勉強する気も起きない。漫画にしてくれれば読む。

 日本史の先公は男だ。眼鏡をかけていて頭が卵の殻みたいにテカテカしている。

 ついたあだ名は卵かけ眼鏡。ちょっと美味そうな感じがして最後でズドンと落ちる。

「はい。静粛せいしゅくに」

「卵かけ眼鏡先生、やっほー」

「誰がかまぼこ眼鏡ですか!」

 この先公はよく噛む。肺活量と口の筋肉を鍛えた方がいい。

「今私のことを卵かけご飯と言った生徒、一一五六年の出来事を説明しなさい」

「一一五六……保元の乱」

「正解です。あなたの夢に卵かけご飯が出てくることを祈りましょう」

 そしてたまに変な発言をする。卵かけご飯と聞き間違えたんだから、そいつの夢にお前が出てくるように祈るってことだよな? それ、拷問か何か、か?

 こいつは嫌いじゃないが、諸々の要因があってあたしは苦手だ。

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