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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
3.そういえばあたしは口下手でした

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言葉は人を傷付ける武器

「……っ。そうかよ。折角助けてやったのに……」

 上手くいくと思ったのに、助けて損した。助けなければよかったか。あのまま男に食われてしまえばよかったんだ。お前なんか、もう知るか。

 恩知らずのすっとこどっこい。朴念仁ぼくねんじん! 木偶でくの坊! おたんこなす!

「お前なんか……お前なんか……」

「……なんでしょう」

「こいつらの肩持って、助けたあたしを悪者扱いか! こんな店潰れろ! お前もこの国から出ていけ! お前なんかと、会わなければよかった……。お前なんか、日本に来なきゃよかったんだ! 顔も見たくない! とっとと、どっか行っちまえ!」

 パンッ――

 乾いた音が、木霊こだまする。響くように、脳裏のうりに焼きつけるように、何度も耳に反響する。

 叩かれたのは、一回だけなのに。

「……心配しなくとも、もう少ししたら出て行くよ……だから、もうここには来ないで。あなたのように頭にすぐ血が上るような人がいたら、他のお客様の迷惑になるから」

 手を伸ばして、あたしの頬を思いっきり叩いてプーは顔を伏せた。

 あたしは茫然ぼうぜんとして、ひりひりと痛む頬を手で押さえることしかできなかった。

 こんなつもりじゃ、なかったのに……。

 言葉って……人を傷付ける武器なんだな。

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