ロリコンでショタコンなのか?
情けない店員はプーに助けを求めた。そういやこいつ、前あたしに突っかかってきた優男だ。勇気はあるが、中身が伴わない奴だったか。でも志だけは褒めてやるよ。
「何かあった?」
そして更に話をややこしくする逸材、店長のプーが投入された。
チャラ男どもはプーを見つめて頬を染めた。キモッ! マジでなんなんだ、こいつら。
「それが店長……」
「ん?」
「「「可愛い……」」」
なんだこいつら。まさか可愛くて小さければ男でも気にしないのか。変態だ。
ロリコンじゃなくてショタコンの気質も持ち合わせていたとは。おっかないな……。
「……可愛い?」
プーの額に青筋が走っている。ブチギレ寸前だな。
「君可愛いね」
「私はオスです」
「私って言ってんじゃあん」
「改まった場では、一人称は私と言うのが通例となっております」
「そう言っとけば、女の子でも逃げられるもんなあー」
そうか。プーは顔も女みたいだが、声も女みたいだったから性別間違われたんだな。
プーも困惑した様子だし、ここであたしの出番だ。
「おい、お前ら!」
「あん? ババアはすっこんでろ!」
「ブサイクなババア!」
「デカパイババアはお呼びじゃねーんだよ! この乳牛が!」
あたしが声を張り上げ、プーを助けようと格好よく登場したのに、チャラ男どものブーイングを一斉に浴びせられた。まだあたしは高校生なのに、酷い言われ様だ。
「……あたしはどっからどう見ても美人なのに……」
「ホント、顔だけはいいのにね」
プーがボソッと呟いた。初めてあたしを褒めたのか?
「で、どうなんだよ。店長ちゃんよー」
「オレらと一杯茶しない?」




