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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
3.そういえばあたしは口下手でした

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数学の先公

「警察沙汰になるのは勘弁して欲しいな」

「そうなったらお前の方が大変だろ? あたしはやると決めたらやるんだ」

「んん? そうなんだ?」

「なんだその返事は」

「そんなにポリシー持った人だとは思わなくてね」

「……」

 あたしは他人に不良以外にどんなイメージを持たれているのか。

 そんなに不真面目でどうしようもない人間に見えるか?

 ピアスしていたら駄目なのか? おしゃれじゃないか。

「先生が来たよ」

 プーが前を向いて真面目モードに突入した。だがあたしはびない。

 特にきらいな、数学の先公だ。こいつはなんでもかんでも決め付けたがりの女の先公。

「皆さん、おはようございます。それでは早速授業に入っていきましょうね」

 きびきびと動き、すらすらと板書し始める数学の先公。堅苦しくてきらいだ。

 なんで授業ってやつはこんなにつまらんのだろう。もっと楽しませる授業をする努力とかしないのか。社会に出る準備だとか、そんな面倒なことは後からでもいいじゃないか。

 花嫁修業しに来てるわけじゃないんだぞ。

「黒江さん」

「なんだ」

「足を組んで座るのは、先生に対して失礼な行為ですよ。廊下に立っていなさい」

「廊下に立たせればいいってもんじゃないだろ」

「では、授業が終わるまで廊下で逆立ちをしていなさい。そうすれば頭に血が上って少しは賢くなれます。あなたのような人間は学校に来るべきではなく、不登校になればいいのです。引きこもってニートにでもなって、親のすねかじりでもしていなさい」

 なんだこいつ……教師として最低な物言いだな。

「そんなに自分にとって都合の悪い奴を排除しようとするのか?」

「社会不適合者のあなたの意見など、カス同然です」

 数学の先公が辛辣しんらつなことを言うものだから、教室がざわついてきた。

「いくらなんでも言いすぎ……」

「ひどくね?」

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