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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
1.深海の国の王様と不良なあたし

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親の愛

 あたしの名前呼びを却下しておいて、プーは自分の意見を押し通そうというのか。それではあまりに不公平だ。あたしも今まで通りプーと呼ぶことにしよう。

 プーはクスクスと笑っていた。

 家に送ってもらうと、時刻は二十三時を回っていた。高校生でこの時間は警告を受けるはずだが、何故かパトロールしている警官には会わなかった。プーやメイドも小学生サイズなのに、遅くまで外を出歩けたし。あいつらの能力かな。

「ただいま」

 あたしはまた家に帰った。今度は明かりがついている。親が帰って来たみたいだ。

 鍵を開けて玄関に入ると母親が飛び出してきた。カンカンに怒っている。

 腰に手を当てて、あたしを睨んでいる。いつものエプロン姿なのに、いつもと違ったところが一つだけあった。よく見なければ気付かない。ほんの僅かな違い。

 手が濡れているところ。

「もう! 飛香! あなた何時だと思ってるの!」

「……ごめん」

「女の子なんだから、こんな遅くまで外に出ちゃいけないでしょ?」

「……ああ、そうだね……」

「もう! そんな返事して。ちょっと来なさい」

 母親に腕を引っ張られ、家に入れられる。

 二時間くらいは説教されるんだろうな。でもいいや。

 ――ようやくわかったから。

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