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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
1.深海の国の王様と不良なあたし

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27/142

変態が近くにいても、変態にならないプー

 あたしは下着を隠しつつ、メイドに暴言を吐いてやった。

 こんなに愛らしい姿形をしているのに、なんたる変態。なんたる屈辱。

「ちょっと。僕はそういう乱暴は求めてないから、ほどほどにしておいてね」

「はい。おおせのままに」

 ロングスカートのすそつまんで、ぺこりとメイド風のお辞儀をするメイド。当然ながらプーの言うことは聞くんだな。

 あたしはメイドをじっと睨みつけた。

「おや。なんでしょう」

「お前、もしかしてあっちの人か?」

「人ではありませんが。ええ、もちろん女性のおっぱいは大好きですが。ケツも同様に大好きですよ」

「おい、プー。お前変態飼ってるのか?」

「飼ってるとは……勝手に仕えてるだけだよ」

「アマネル・マープ様におっぱいがあれば、もっと愛でていたところです。毎晩素っ裸を拝み、私の目に焼き付ける……なんと素晴らしいことでしょう」

 メイドは目をキラキラさせて変態発言を繰り出す。

「この子が変なのは認めるよ」

「お前、こんなのが近くにいてよく変態にならなかったな」

「おっぱいとかぼくはどうでもいいからね。深海の国にそんなものは発達していないし」

 真顔でおっぱいとか言うな。

 一歩間違えればおっぱいを語っている変態だぞ?

「あたしのおっぱいは新鮮なんじゃないか?」

「何言ってるの、あなたは……」

 またプーにジトッとした目で睨まれた。

「アマネル・マープ様。そろそろお帰りになりましょう。小娘が暴走してしまいます」

 メイド、お前の方が暴走していると思うが。

 プーは考えたふりも見せず、先だって真っすぐ歩き出す。

「わかった。行こう」

「いいのか? 本当に……」

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