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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
1.深海の国の王様と不良なあたし

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見た目は可愛い、変態幼女?


 迎えの従者とやらがやって来た。プーと同じサイズくらいの金髪碧眼の美少女だ。ツインテールとやらもよく似合っている。膝まで伸びる長い髪。括っているのに髪に段がついてるぞ。ちょっと変わった髪型だな。こいつも見た目は神々しいくらい可愛いが……。

 ちまたで有名なメイド服を着ている。黒と白のエプロンドレスでロングスカートだ。

「アマネル・マープ様。お迎えに上がりました」

「ご苦労」

「あまねるまーぷ? プー、それがお前の名前なのか?」

 アマというのは苗字じゃなかったのか?

「おや。人間の朋友ほうゆうですか?」

「いいや。ただのクラスメイトで厄介な人だよ」

「フォーユーってなんだ。人間のあなたのためにってどういう意味だ」

「友人のことだよ。これだからしわの少ない脳味噌筋肉は」

 お前、今日どれだけあたしを鼻で笑った。もう数えきれないぐらいあたしのことを侮辱したぞ。こいつ、隙あらば、あたしをけなしてるな。そんなにあたしのことが好きか。

「随分と頭の悪い人間を従えたのですね。そんな人まで魅了なさってしまうとは」

「おい。あたしはこいつの子分になってないぞ? あたしが子分にしてやるんだからな」

「深海の国の王ともあろうお方に対し、偉そうな口を利く人間ですね。斬りましょうか?」

 メイドは短剣を出し、刃をぎらつかせる。刃傷沙汰にんしょうざたにするつもりか、この女。

 あたしも血の気は多い方だが、刃物を使ったことは一度もないぞ。素手喧嘩ステゴロだ。

「いいよ。斬っても。ただし、死なない程度にね」

 おいー!? お前、そこは止めるところだろうが! 何承諾してんだよ!

「お前、ちょっとブラックジョークすぎて付いていけないぞ? それに日本は銃刀法があるんだ! 罰せられるのはお前らだからな?」

「だから口封じにあなたの恥ずかしいものを奪取するのです……」

 ふふふとメイドは不気味な笑みを浮かべ、短剣を構えて、あたしの服に切れ目を入れた。

 あたしの下着がチラリと見えてしまう。それをじっと見つめるメイド。

 こいつ、やばい奴か? 鼻の下が伸びてるぞ? そのケがあるのか?

「おや。意外といい体をなさってますねー。どれ、そちらの恥ずかしい布を」

「何? このゲスメイドめ!」

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