見た目は可愛い、変態幼女?
迎えの従者とやらがやって来た。プーと同じサイズくらいの金髪碧眼の美少女だ。ツインテールとやらもよく似合っている。膝まで伸びる長い髪。括っているのに髪に段がついてるぞ。ちょっと変わった髪型だな。こいつも見た目は神々しいくらい可愛いが……。
巷で有名なメイド服を着ている。黒と白のエプロンドレスでロングスカートだ。
「アマネル・マープ様。お迎えに上がりました」
「ご苦労」
「あまねるまーぷ? プー、それがお前の名前なのか?」
アマというのは苗字じゃなかったのか?
「おや。人間の朋友ですか?」
「いいや。ただのクラスメイトで厄介な人だよ」
「フォーユーってなんだ。人間のあなたのためにってどういう意味だ」
「友人のことだよ。これだから皺の少ない脳味噌筋肉は」
お前、今日どれだけあたしを鼻で笑った。もう数えきれないぐらいあたしのことを侮辱したぞ。こいつ、隙あらば、あたしを貶してるな。そんなにあたしのことが好きか。
「随分と頭の悪い人間を従えたのですね。そんな人まで魅了なさってしまうとは」
「おい。あたしはこいつの子分になってないぞ? あたしが子分にしてやるんだからな」
「深海の国の王ともあろうお方に対し、偉そうな口を利く人間ですね。斬りましょうか?」
メイドは短剣を出し、刃をぎらつかせる。刃傷沙汰にするつもりか、この女。
あたしも血の気は多い方だが、刃物を使ったことは一度もないぞ。素手喧嘩だ。
「いいよ。斬っても。ただし、死なない程度にね」
おいー!? お前、そこは止めるところだろうが! 何承諾してんだよ!
「お前、ちょっとブラックジョークすぎて付いていけないぞ? それに日本は銃刀法があるんだ! 罰せられるのはお前らだからな?」
「だから口封じにあなたの恥ずかしいものを奪取するのです……」
ふふふとメイドは不気味な笑みを浮かべ、短剣を構えて、あたしの服に切れ目を入れた。
あたしの下着がチラリと見えてしまう。それをじっと見つめるメイド。
こいつ、やばい奴か? 鼻の下が伸びてるぞ? そのケがあるのか?
「おや。意外といい体をなさってますねー。どれ、そちらの恥ずかしい布を」
「何? このゲスメイドめ!」




