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本気の花を咲かせて。  作者: 社容尊悟
6.あたしのダチはいい奴ばかりです

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美少女達の脅し合い

 お前らが先にいじめたくせによく言うよ。でも口答えしない阪中、お前、健気だな。

「アマネル・マープ様のおっしゃる通りでございます。小僧をいじめるのはやめましょう」

「主にいじめていたのは、安馬様とメイドさんですよ」

 日和が発言した。日和の勇姿、無駄にはしない……!

「人間の小娘如きが、アマネル・マープ様に口答えする気ですか。恥を知りなさい。私が本気を出せば、小娘など一ひねりできますよ。八つ裂きの刑に処されたいのですか?」

 日和よりも小さいクリクリが、腕を組んで日和に喧嘩を売っている。喧嘩というよりは実際のところ脅しなのだが、日和は気付かないだろう。

「冗談で言っていることなのですか? 日和を一ひねりしたら、お父様とSPが黙っていませんよ。メイドさんも一ひねりされてしまいます。ですので、日和を脅すような真似はやめてください。日和をなめてかかると、痛い目に遭います」

 日和もちゃっかり脅し返している。

 ちっちゃい美少女たちが脅し合っているなんて、女の社会は末恐ろしいな。

人間風情にんげんふぜいが私に勝てるとでも?」

「日和のお家を一般家庭のお家だと勘違いされています?」

「アマネル・マープ様は世界の国の王様ですよ? 人間の国の金持ちなど、クズカゴに捨てられたゴミ同然です。たいしたこともないくせに、刃向かうなんて頭が悪すぎます」

「日和が知らないのに、凄いなんて言われたって嘘としか思えないです」

 両者自分の主に対するプライドが高く、一歩も譲らない。なんて醜い争いだろう。

 プーもみんなも冷めた目で二人の戦いを眺めている。朝華も眠そうに欠伸した。

「おい、お前ら……」

「小娘は黙りなさい」

「黒江様になんという口を利くのですか。許しません。メイドさん、あなたは日和の敵です。いいえ、全世界の黒江様ファンの敵です。黒江様を小娘呼ばわりまでするなんて……許しません。これは罪です。日和たちへの挑戦状です」

 ビシッと指を突き付けて、クリクリに宣言した。

「お前こそ、アマネル・マープ様の素晴らしさに気付かず、こんな下劣な小娘を敬愛するなどという暴挙、決して許される行為ではないです。さっさと改心なさい。そしてアマネル・マープ様の偉大さに気付くべきです。かしずきなさい、愚かな人間よ」

 似た者同士がいがみ合い、ここは女の戦場と化した。

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