45/70
間章一
とある場所にある地下施設のとある一室。億を超えるのスーパーコンピュータが置かれた気温の低い部屋。ここがグローリアオンラインの全てを支えている部屋。
部屋の中央から声が響いている。
「ん~全てのプログラム正常に稼動中」
それは電子音ではなく気の抜けた人の声だった。だが、この部屋の中には人はいない。
「あの子も順調にこっちに来てるみたいだし~」
声は楽しそうに言う。
「うん、みんな頑張ってるな~、ゲーム進捗状況は?」
『現在全体の39%といった具合です』
今度は電子音の声が答える。
「うん、ちゃんと進んでるね。うん、良かった良かった」
安堵する声。
「さ~てと、また、がんばりますかね~」
そして再び部屋は静まり返った。




