表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グローリアオンライン  作者: テイク
第二章 ハザマの夢
41/70

第十二話 ひととき

 組み手は結果から言って俺の勝ちだった。俺の剣がシュリを貫いていた。その後いつの間にか集まっていた観客に囲まれてしまい逃げるのに苦労した。


「ハハハ、まったく楽しかったな」


 シュリが笑う。


「そうだな」


 今はシュリと城壁の上にいた。逃げてたらここが見つからないと言ったのでここで話している。


「まったく強いなカイトは」

「シュリも中々やるな」

「私などまだまだだ。隊長には遠くおよばない」

「あの人はそんなに強いのか?」


 確かに侮れない感じはする。


「ああ、強いぞ。帝国最強の竜騎士(ドラグーン)だ」

「最強の竜騎士(ドラグーン)か」


 そう言われると倒したくなってくる。


「うれしそうだな」

「そうか?」

「ああ。新しいおもちゃを見つけた子供みたいに聞こえる」

「なんだそりゃ」


 だが、確かに俺は今そんな顔をしているのかもしれない。この四年で俺はトッププレイヤーの中に入っている。これは決しておごりではなく客観的に見てだ。まあ、少しやりすぎたと思うが。そしてさらに強い奴が出てきたんだ。うれしくない奴はいないだろう。


「しかし、勝負してみたいな」

「だが、それにはパートナーがいるな」

「パートナー?」

「ああ、飛竜だ」

「なるほど、騎乗戦ってことか」


 それなら騎乗スキルがいるな。まあ、少しは育ててるんだが。この四年で装備できるスキル数が増えたからな。世界が広がったから足りないとAIが判断したのだろうか。


「なあ、シュリ」

「なんだ?」

「飛竜ってのは誰でも乗れるものなのか?」

「そうだな。飛竜に認められれば行けるな」

「そうか」

「なんだ飛竜に乗りたいのか?」

「勝負するには必要なんだろ」

「そうだな」


 しかし飛竜か楽しみだ。


「まあ、気長に待つといい。ここに来たのはお前達が初めてなんだ」

「そうか、まあ気長に待たせてもらおう」


 本当は急ぎたいんだが焦っても仕方ない。乗せてもらってもいいんだが、この先のことも考えると移動手段としてはほしい。


「大丈夫だろう。隊長が今事情を話しているだろうからな」

「だといいが」


 まあ、大丈夫だと思うが。なんだろうな。急いだほうがいい気がする。


****


「レギル様ー!!」

「な~に~?」

「準備が出来ました」

「よ~し」

「ですが本当に出来るのですか?」

「大丈夫だよ~」


 なんたって目標はあっちにいるんだからね。まったく困ったもんだな。


「…………わかりました」


 男が部屋を出て行く。


「さ~て」


 さてと、お姫様を迎えに行くとしようか。


****


 その後俺とシュリは城をあとにして城下へと出た。シュリにいろいろ案内してもらうためだ。


「あ、カイトさん!!」


 街を歩いていつと荷物のお化けにであった。


「その声はコペイか」

「はい!! お願いします半分持ってください~!!」

「あ、ああ」


 コペイから半分荷物を受け取る。ようやくコペイの顔が見えた。


「ふう、ありがとうございます」

「リーナたちはまだ買い物か?」

「はい、主にティアさんですけど」


 まあ、そうだろうな。ティアは買い物好きだから。


「それよりカイトさんシュリさんと打ち解けたんですか」

「ん? ああ、そうだ」

「よかったじゃないですか」

「まあな、というより知り合いだった」

「え、それって忘れてたってことですか? ひどいですね」

「仕方ないだろ。昔すぎて忘れてたんだ」


 コペイと小声で話しているとシュリが言った。


「そういうわけだ改めてよろしく」

「あ、はい」


 コペイは握手しようとして自分の現状に気がつく。


「いや、無理はするな」

「す、すみません」

「ちょっと~! コペイー!!」


 店からティアが出てきた。


「あら」


 ティアがシュリを見てと止まる。


「打ち解けたの?」

「ああ」


 ティアがコペイにした説明をする。


「なるほどね。カイトらしいわ」

「どういう意味だよ」

「そのままの意味よ」


 意地悪くティアが笑う。


「どういうことだよ」


 意味わからん。


「そういうところとか」


 ティアがさらに言う。


「もういいよ」

「ごめんごめん」

「ティア(さん)!!」


 店の奥から、荷物を持ったリーナとユイが出てきた。


「ちょっとティア、これあアンタが買ったもんでしょうが!!」

「そうですよ。持ってください」


 二人とも怒っているようだ。ティアが荷物を置いていったからだろうな。


「アイテムにしまえよ」

「いや~、それが一杯でさ」

「おい」


 それなら倉庫にしまうとかしてから買い物しろよ。


「ごめんごめん」


 ゴメンで済む問題じゃないぞティア。


「まあ、それよりカイトなんでソイツがいるの?」


 ユイがシュリを差して言う。


「あ、ああそれは――」


 本日三回目となる説明をする。


「なるほどね、昔の幼馴染ってわけ」

「そうなるな」

「こんなことも起きるんですね~」


 ユイとリーナが言う。確かにこんな広大な世界で再会できたのは確かにすごいことだ。アキラやミリアは今なにしてんだろうな。フレンドリストを見ても死んだというこはないから大丈夫だろう。


「まあ、そうだな、揃ったことだしトミーでも探して昼にしよう」


 人形師(マリオネッター)は放っておいても大丈夫だろう。


「ふむ、そうだな。ならうまい店があるこっちだ」


 シュリの案内でその店へ。


 その後城下を案内してもらった。


 そのときに人形(ドール)と戯れる人形師(マリオネッター)らしき変態と池でフィッシーングと叫んでいる変態がいたが気にしない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ