第一話 少女
はいお久しぶりです。
ユニークが10000を越したのとネタを思いつたので連載再開します。ですが、不定期更新です。今連載している天の桜が咲く頃にで手一杯ですすみません。
新大陸が開拓されて四年。今だ、地図のほとんどが空白の中新たなる拠点となる王都グランリオルが完成した。とあるプレイヤーが王となり一から築かれた
初の国だ。白煉瓦で作られた街並みは美しくまるで白いキャンパスのようだ。
そこに黒い点が一つ。黒いコートを纏った青年。魔王を倒しいまやトッププレイヤーの一人のカイト、つまり俺。
「さて、この王都に来たはいいがまったく凄いな。建国を見れるなんて」
ちょうど城では建国パーティーの真っ最中だろう。建国はプレイやーが国を作らなければみることは出来ないからレアだ。
「カイトー!!」
上から声が降ってきた。見上げるとユイが飛んできた。
「なにやってるユイ。城に行ったんじゃないのか?」
建国パーティーには名のあるギルドの面々も呼ばれていた。
「それを言うならカイトもでしょ。勝手に抜け出してきちゃっていいの?」
「あんなかたっくるしいとこにいられるか。そういうお前もだろ」
「私もああいうとこは苦手でさあ」
「さて、しかしこの街は凄いな」
「うん、綺麗な街だよね。飛んでみてたらもっと凄いよ」
「まあ、そうだな。これが出来るまでは大変だったが」
街を囲む壁を見ながら言った。
「防衛でしょ。カイトめっちゃ活躍したじゃん」
「あのな。お前らが休憩してる間もモンスターめっちゃ来たんだぞ。そりゃ活躍するわ」
「あはは、でもまあ、アレだよね魔剣。闇の刃で建設現場囲っちゃたらねえ~」
「それを言われると何も言えない」
面倒だからって魔剣を使うんじゃなかったなあの時は。
「まあ、いいとりあえずギルドに戻る」
「こっちに本部移したんだよね」
「ああ、あの街も良かったんだがな。そろそろ人が増えたからな」
金はトミーのおかげで余りあるほどだからこの街のギルドハウスを買うことなんてわけはなかった。
「さて、なんか狩りにでも行くかな。クエストギルドから討伐依頼が来てたはずだし」
「また、龍?」
「ああ、なんか新種って話だったな」
「まあ、カイトなら楽勝じゃない?」
「油断は禁物だな」
俺たちは街の一角にあるギルドに向かった。黒い翼の看板が特徴的なギルドだ。
「あ! お帰りなさい」
ギルド前でしゃがみこんでいたコペイが俺たちに気づいていった。
「ああ、コペイ」
「またパーティー抜け出したて来たんですか?」
「ああ。そうだ、それでお前はここで何をしてるんだ?」
「えっとその~」
「また捨て猫か」
「うう、はい」
「自分で世話できるなら飼っていいといったはずだ」
「はい、がんばります」
コペイは白い猫を抱えて走って行った。
「カイト甘すぎじゃない? これで何匹目だと思ってるの~」
「まあ、お前も猫好きだからいいんじゃないのか」
「な! べ、別に猫なんて好きでも、ないけど」
「なんだ、ならほっといたほうがよかったか?」
「い、いや、ほら困ったときはお互い様って言うし」
「はいはい」
俺は笑いながらギルドに入った。
「あら、パーティーはいいの?」
カウンターに座ったティアが言った。
「それはこっちの台詞だなティア」
「私はもとから行く気なんてないし。それにさ~。かたっくるしいの苦手だし」
この元姫様はいつもこれだな。
「さて、とりあえず今いるメンバーでクエストでも行くか?」
「いいわね、久しぶりじゃないこのメンバー」
「今まで新人に付きっ切りだったし」
ティアとユイも賛成だな。
「じゃあ、コペイも呼んでいくか」
「何に行くの?」
ティアがクエストボードを見ながら言った。
「そうだな。これだ」
俺は一枚の依頼書を取る。
「新種の龍種の討伐。研究対象にしたいのでなるべく傷の少ない状態での討伐」
ティアが読み上げた。
「難しくない? 無傷なんて」
ユイが言うが。
「そうでもないさ、動きを封じてから一撃で仕留める」
「それが難しいって言ってるのに」
「まあ、ユイ心配するな。行くぞ」
「ええ」
俺とユイとティアとコペイの四人でこの王都グランリオルを出て西に一時間の谷に向かう。
「アイツか」
崖の上から様子を伺う。黒い鱗、頭にはイッカクのような角。龍種のほとんどが手足はないが。
「なるほど手があるってワケか」
龍種としては珍しい手がある。
「アレで龍種っていえるのかしら」
「さあ、図鑑からしたら龍種みたいだけど」
「まあものはためしといいますし行きましょうか」
「ああ、行くぞ!」
狩りのスタートだ。
魔剣を抜き崖から飛び降りた。
「さあ、行くぞ」
腰だめに構え龍に疾駆する。
「はあああああああ」
龍の顔を切り上げる。
『ガアアアアアアアア』
龍が飛び立とうとする。
「ティア!」
「はいはい!」
ティアが風の魔法で竜巻を起こして気流を乱し飛ばせない。
「せりゃ!!」
コペイが斧で龍の手を切りつける。だが、鱗が固く刃が通らない。
「固いです」
「だな、抑えるか。グラヴィトン!」
新たな魔法属性闇。重力を操作することもできる。
ドン!!
叩きつけられる龍。もがくが重力の前には動くことすら出来ない。
「ほら後は重力にのせて振り下ろせ」
「はい!」
「私も」
ユイとコペイが攻撃していく。重力を乗せた攻撃は確実に龍を弱らせていった。
「さて、そろそろトドメと行こうか」
重力を解く。すかさず龍が飛び上がるが。
「行くぞ」
また、腰だめに構えた魔剣。闇が刀身で渦巻いている。
「はっ!!」
居合いのように高速で振る。闇の刃が首を切り裂く。
当然龍は落ちていく。
「カイトあれ!!」
龍の落下地点に子供がいた。
「まずい。ティア風で龍の落下を抑えろ」
「わかった」
「間に合えよ!」
俺は魔剣をしまい、飛ぶように走った。子供も現状に気がついたのか固まってしまった。
「間に合え!」
ドン。
「カイトー!!」
「ああ、大丈夫だ」
間一髪子供も助け出せた。
「ふう、大丈夫か?」
「……ありがとう」
ウェーブのかかった黒髪で緑がかった瞳をしておりおっとりとした感じの子だ。お礼だけいって眠ってしまった。
「ふう」
「カイト!」
「ああ、ユイ」
「大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ」
「まったく無茶しすぎ」
「悪い悪い」
「それでその子は?」
「わからないな、プレイヤーにしては若すぎるしNPCにしても何かおかしい」
可能性としては一つ。
「結婚で生まれたグローリアチャイルドか」
ティアが言った。
「グローリアチャイルド」
このグローリアには結婚がある。それはどのゲームでも当たり前だろう。だか、このグローリアはもう一つの現実だ。この結婚は現実での結婚を意味する。それで結婚した者同士が子供を授かるとこの時現実ではその結婚した者たちの精子と卵子を人工授精させ本当に子供を作ってしまう。そしてそのまま仮想にログイン。安全上の問題はクリアされているらしい。これなら16歳の制限をなくしてもいいと思うのだがこれは例外らしい。このシステムが導入されたのが2年前だ。そしてこのグローリアで生まれた子供のことをグローリアチャイルドと言う。数は少ないがいないわけではない。
「それにしては親が子をこんなところに捨てるか?」
親が子供を捨てることはない。捨てたとしてもゲームだ死んだら戻ってくる。そんなときはログアウトさせ現実で育てられることになっている。
「ならこの子は一体なんなんでしょうか」
「わからないが。ここにおいていくわけにもいかない。とりあえずギルドに連れて行こう、ユイは依頼者に報告。コペイついていってやってくれ」
「はい」
それぞれに指示を出し一路ギルドへ。
こうして新たなる物語が紡がれはじめた。
少女は一体この世界に何をもたらすのか……。
一話なので短め。
さあ、新たな物語の始まりです。
ゆっくりと書いていくので遅かったらすみません。