第二十話 東へ
ギルドに帰ってから俺はみんなとクエストをこなしながらの生活を楽しんだ。ユイもギルドに入り、歓迎会がてらガイドと決闘があったのは言うまでもない。ガイドが負けたけどな。
そして二週間が経った。
「そろそろかな」
俺は宿屋をでて親方のもとへ向かった。
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「そうか、行くのか」
「はい、親方」
親方にギルドを出ることを伝えた。
「俺は世界を見て強くなるために。行きたいと思います」
「そうか、それはお前が決めたことか?」
「はい」
「ならば行くがいい。己の道を」
「はい、今までありがとうございました」
親方の部屋を出た。
「行くんですね」
リーナが部屋を出たところで言った。
「ああ、そろそろ次の国を見に行きたいからな」
「そうですか」
「じゃあな」
「まった、私も行くわよ」
「ユイ」
「私はアンタについてきたんだから」
「そうか、好きにしな」
俺たちはギルドをあとにした。
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リーナは扉を見つめたまま立ち尽くしていた。
「行きたいんだろ」
「サイガさん……でも」
「俺達の心配はいいさ、行けよ」
サイガは言った。
「わかりました。私、行きます」
リーナは走って出て行った。カイト達を追って。
「頑張れよ」
「たく、何も言わずに行きやがって」
ガイドがテーブルに足をのせながら行った。
「あれあれ、ガイドはカイト達がいなくなって寂しいのかにゃ~?」
ヤミがガイドの背中から寄りかかって言った。
「ちげえよ!」
「な~んだ、つまんないの」
「悪かったな、つまんなくて!、なら、面白くしてやろうか?」
ガイドが槍を持った。
「いいねえ~、やるか~?」
「まあまあ、2人とも。止めましょうよ」
シェードが止めに入った。
「けっ!」
「ちぇ~」
「おら、お前らさっさと仕事に行って来い!」
「わかったよ」
「ほ~い」
「わかりました」
サイガの一声で全員が出て行った。
「やれやれ、まあ、いつでも遊びに戻って来いよ」
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「お~い、待ってくださ~い!」
「リーナ!?、どうして?」
「私もあなたたちと一緒に行くことにしたんです。ギルドもやめてきましたし」
「おいおい」
「いいんです。私が決めたことなんですから」
「ま、いいじゃない、遠距離からの弓っているし」
「わかったよ」
「ありがとう、じゃあ、どこに行きます?」
「とりあえず、東だな」
「東というとエルフの都ですね」
「じゃあ、エルフの都に向けてしゅっぱーつ!!」
俺たちは東へエルフの都へと向かうことした。
ゲーテルから東に一日の関所アルエブル。ノブルエルの東の関所。ノブルエル領からエルフの国リュエーリア領への関所に俺達は訪れた。
「ユベリティオと違ってのどかだな」
「はい、ここはあまり利用されてないので比較的のどかなんです。規模も小さいですし」
「とりあえずノブルエルよりは楽に飛べそうね」
「はい、気候も穏やかですし」
「急ぎたいところだけれど今日はここで一泊だな」
「そうですね。リュエーリアの首都リュビスメースまではまだまだ遠いですから」
とりあえず宿屋に行って部屋をとった。
「エルフの国か、いったいどんな国なんだろうな」
俺はまだ見ぬエルフの国に思いを馳せながら眠りについた。
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「じゃあ、行くか」
翌日早朝、関所を出発した。
関所を出ると紅葉が目に入った。道に落ち葉が絨毯のように敷き詰められており綺麗だった。
「きれい」
「楽園以外にもきれいな場所ってあるのね」
「っと、いつまでもここにいたら日が暮れる」
感動している2人に言って歩き出した。
カイトスキル 現在
片手剣スキル熟練度1146
両手剣スキル熟練度1132
短剣スキル熟練度1129
武器防御スキル熟練度1145
投擲スキル熟練度1128
索敵スキル熟練度1151
見切りスキル熟練度1159
回復補助魔法スキル熟練度1132
火魔法スキル熟練度1135
体術スキル熟練度1142
常時装備発動スキル
筋力スキル熟練度1159
俊敏スキル熟練度1158
跳躍スキル熟練度1142
受身スキル熟練度1163
体力スキル熟練度1154
魔力スキル熟練度1145
耐久スキル熟練度1185
リーナスキル 現在
弓スキル熟練度1179
短剣スキル熟練度1163
投擲スキル熟練度1164
武器防御スキル熟練度1149
索敵スキル熟練度1180
見切りスキル熟練度1180
水魔法スキル熟練度1165
風魔法スキル熟練度1180
回復補助魔法スキル熟練度1184
料理スキル熟練度1200
常時装備発動スキル
筋力スキル熟練度1175
俊敏スキル熟練度1189
跳躍スキル熟練度1186
受身スキル熟練度1170
体力スキル熟練度1170
魔力スキル熟練度1189
耐久スキル熟練度1169