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グローリアオンライン  作者: テイク
第一章 魔王討伐編
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第十八話 魔剣と旅立ち

 俺達の目の前に現れたモンスターは巨大なヒルのようなモンスターだった。いや見た目はヒルだが足があり四本足で、頭に黒い剣が刺さっていた。


 相手のステータスを確認してみた。フルネミオン、洞窟に生息する巨大なモンスターらしい。目は退化していて主に音で敵を見分けるみたいだ。


「うへ~、気持ち悪い」


 ユイが1人愚痴る。確かに気持ちのいい眺めではないな。


「無理しなくていいんだぞ」

「いい、大丈夫」


 ユイが細剣を抜く。俺も剣を抜く


「さて、行くぞ!」


 俺はフルネミオンに向かって駆け出し、ユイは羽ばたき飛んだ。


「あ~、気持ち悪い。速攻で終わらせよ。風!」


 ユイが細剣に風を纏わせた。


「行くわよ、貫きなさい!」


 細剣をフルネミオンに向けて風を放つ。風はフルネミオンを貫いた。


「よし」


 だが、フルネミオンはまだ倒れないようだ。


「今度はこっちだ」


 俺はフルネミオンに近づき斬りつける、だがフルネミオンの体を覆う体液により滑って剣がとおらない。


「なら、炎剣!」


 剣が燃え上がる。


「はあああああ!」


 燃え上がる剣を振りかぶり振り下ろす。今度は炎により体液で滑らずに斬りつけられた。


『ヴオオオオオォォォォ!』


 きいているようだな。


「このままやるわ、風!」


 ユイが風でフルネミオンを貫こうとするが、フルネミオンが何かよくわからないものをはいた。


 よくわからないものはユイに向かう。


「避けろ!」


 ユイは寸前で避けた。


 フルネミオンがはいたものは壁に当たり壁を溶かした。


「酸か!、ユイ、気をつけろよ」

「わかってるわよ!」


 ユイはフルネミオンから離れていると危ないと思ったのか接近していた。そして風の刃で斬りつけていた。


「行くぞ」


 俺は炎剣をフルネミオンの頭近くに突き刺した。そのまま尾の方まで切り裂さいた。


『ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ』


 フルネミオンが暴れだしたから距離をとるためにバックステップをした。その瞬間、フルネミオンが酸を吐いた。


「カイト!!」

「っく!」


 咄嗟に剣を酸の塊に投げた。酸は剣があたり剣を溶かして俺の横を通り過ぎた。そのまま地面に辺り地面を溶かした。俺は着地できず地面に転がった。


「危ねえ」

「大丈夫カイト!」

「ああ、何とかな。だが、武器がない」

「あとは、私がやるから」

「いや、無理だ」


 ユイの魔法と細剣じゃ、威力が足りない。


「どうする」


 どうする。そのとき、フルネミオンの頭に刺さった黒い剣が目に入った。


「あれだ!」

「何!?、どうしたの?」

「ユイ、あいつの上まで俺を連れて行ってくれ!」

「わかった」


 ユイは二つ返事で即答してくれた。


「風よ」


 風が吹く。


「じゃあ、行くよ」


 ユイが俺を抱えて飛び上がる。たぶんかなりの無茶だろう。風の魔法を使ってギリギリなのだ。


 フルネミオンが吐いてくる酸を避けながらなんとか頭上に来れた。さすがにフルネミオンもここには酸を吐けない。


「もう…限界」

「ああ、ありがとう」


 俺は黒い剣めがけて飛び降りた。


「うお!」


 着地したはいいが滑る。黒い剣を掴みなんとかとどまる。


「これで終わりにしてやる。炎剣」


 黒い剣が燃え上がる。柄を持って押す、そのまま頭から尾まで切り裂いた。


 フルネミオンは光の粒子になって消えた。


「ふう、終わった」

「もう、まったく無茶するわね」

「まあ、結果オーライだな」

「で、その剣、何?」


 俺の手にはフルネミオンの頭に刺さっていた剣がそのまま残っていた。どうやらフルネミオンからのドロップアイテム扱いのようだ。アイテム欄を確認してみると。


「魔剣オスグリダ……って魔剣!!」

「マジで!!」

「そうみたいだ」

「私魔剣なんて始めてみた」

「俺もだ」


 こういうのはこの世界で一本の存在のはずだ。そんなものを手に入れてしまったのだ。


「まあ、よかったじゃない。武器溶けちゃったんだし」

「そんな、楽観的でいいのか」

「いいじゃない、手に入れてしまったものは仕方ないんだから」

「それもそうだな」


 同じくドロップされていた鞘に剣をなおして背に背負う。ズシリと今まで使っていた剣よりも重い重さを感じた。


「よし」

「じゃあ、帰りましょうか」

「ああ」


 俺たちは洞窟をあとにし長老に報告した。


「ありがとうございました」

「いえ、役に立てたんですからそれでいいです」

「これから、どうしますかな」

「まだ、ゆっくりしていこうかと思います」

「そうですか。わかりました」


 長老の家からでてとりあえず自由に使っていいと言われた俺が眠っていた小屋に行った。ユイはいない。


 小屋に入りベッドに座る。


「ふう」


 リーナやガイド達は今頃どうしているだろうかと考えていた。


 本当なら今すぐ帰るべきなんだろうが。


「もう少しゆっくりしてもいいかな」


 するとユイが小屋に入って来た。


「ねぇ、アンタこれからどうすんの?」

「もう少しゆっくりしていこうと思う」

「でも、帰るんだよね。いつかは」

「ああ」

「そう」


 ユイはそう言って小屋を出て行った。


 それから一週間がたった。


「それじゃあ行きます」


 俺は帰ることにした。もう十分堪能した。


「それじゃあ、お気をつけて。それにしてもユイはどこに行ったのやら」

「わかりません。俺もこの頃会ってなくて」


 そうユイとはこの一週間まったく会っていない。どうしたのだろうか。


「せっかく知り合えたのに」

「いいですよ。探してきてもらうのもわるいですし。それじゃあ――」

「待って!!」


 ユイの声だ。声のした方を見ると旅支度を整えたユイがいた。


「お前今までどこにいたんだよ。あと何だ、その格好」

「見てわかるでしょ。私もアンタと行くことにしたのよ」

「な、何!?」

「長老。私もカイトと一緒に行きます」

「いいんじゃな」


 長老が真剣な目で聞いた。


「……はい」

「そうか。なら、行ってらっしゃい」


 長老が笑顔で言った。


「うん!」


 ユイが俺に向き直って言った。


「そんなわけだからよろしくね」

「おい、待て俺はまだいいとは言ってないぞ」

「なら、早くいいなさいよ」

「あのな~」

「いい、でしょ!」

「はあ~、どうせ駄目って言ってもついて来るんだろ?」

「モチロン」

「はあ~、わかったよ。好きにしろ」

「やった」

「なら、行くぞ」


 俺は洞窟へと歩き出した。


「あっ!、待ってよ!」


 ユイも走ってついてきた。


「ユイをお願いしますね」


 長老がボソッと呟いた。


「わかりました」


 俺もボソッと言って楽園をアヴァンの村をあとにした。


カイトスキル 現在


片手剣スキル熟練度110

両手剣スキル熟練度103

短剣スキル熟練度91

武器防御スキル熟練度104

投擲スキル熟練度93

索敵スキル熟練度110

見切りスキル熟練度114

回復補助魔法スキル熟練度99

火魔法スキル熟練度105

体術スキル熟練度102


常時装備発動スキル


筋力スキル熟練度119

俊敏スキル熟練度118

跳躍スキル熟練度102

受身スキル熟練度120

体力スキル熟練度114

魔力スキル熟練度105

耐久スキル熟練度125


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