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グローリアオンライン  作者: テイク
第一章 魔王討伐編
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第十六話 生死不明

 翌日、俺はクエストを受けるためにギルドに来ていた。ギルドハウスに入るとサイガが出迎えてくれた。


「おう、おはよう」

「おはようございます」

「なんだ、今日はクエストか?」

「はい」


 ギルドのクエストはクエストギルドからこのギルドに任せられると判断され回ってきたものだ。


 どれを受けようか選んでいると。


「おはようございます」


 リーナがやって来た。


「おはよう」

「あれ、カイトさんクエストですか?」

「ああ」

「なら、一緒に行ってもいいですか?」


 リーナが言った。


「ありがたい、ちょうど誘おうと思ってたんだ」

「で、どれを受けるんです?」

「そうだな、これはどうかな?」


 手に取ったのはクウィーストロンの討伐。


「あ、いいですね」

「おう、俺も混ぜろよ」


 ガイドがやって来て言った。


「いいぞ」

「なら、準備ですね。たぶん今日中に戻って来れないと思うのでキャンプの準備をしておきましょう」

「俺の準備は出来てるからさっさとしろよ」

「じゃあ、雑貨屋に行きましょう」


 俺はリーナに連れられてゲーテルの中央通りにある雑貨屋ミッドレスに来た。


「いらっしゃい」


 店主の挨拶に迎えられて中に入る。


「さて、キャンプセットはっと」


 キャンプセットのカードが置いてある棚を見る。キャンプセットは値段によりいろいろあるようだ。


「とりあえずノーマルの奴でいいな」

「ならこれですね」


 リーナが三角の一般的なテントをとってきた。値段は1000ゼル。ノーマルでもこの値段だが何回でも使用可能なことを考えれば安い方だろう。


「これください」

「1000ゼルになります」


 1000ゼルを払う。これで残りの所持金が3690ゼルになった。


「ほかにはなにかいるかな」

「大丈夫のはずです。一通りアイテムはもってらっしゃるんですよね」

「ああ」

「なら、大丈夫ですね」


 ギルドに戻りガイドともパーティーを組んで俺たちはゲーテルを出た。


 天気は生憎の雪だ。まだ平地だから吹雪いてはいないが山の上は吹雪いているだろう。


「場所はゲーテルから1時間のテインフル山の中ですね」

「そうだな、でも、それならキャンプの準備はいらないんじゃ」

「教えてやる新入り、1時間ってのはな山に着くまでの時間だ。それから山を登って探さなきゃならねえ、もしものためにいるんだよ」


 1時間後、テインフル山到着。


「さあ、行きましょう!」


 俺たちは山に入った。


 山道は整備されていないため足場が悪い。


「この状態でモンスター襲われたらまずいかもな」

「まあ、相手も同じでしょうし大丈夫ですよ」

「なんにせよ問題はない」


 俺たちは5時間かけてクウィーストロンの生息域まで登った。案の定、猛吹雪だ。


「この辺りにいるはずなんですが」


 辺りを見るが吹雪に阻まれて見えない。索敵にもかからない。


「確かクウィーストロンってのは植物系のモンスターだろ、どっかに擬態してんじゃねぇか?」


 ガイドが言って近くにあった巨木に近付いていく。


「コイツとかな」


 刹那、巨木の枝がガイドに振り下ろされた。


「うお!?」


 ガイドは慌ててよける。


「本当に当てやがったよガイドの奴」


 俺が感心していると。


「ちょっ!、カイトさんそんなこと言ってないで助けに行かないと」

「っと、そうだな。感心してる場合じゃないな」


 剣を鞘から抜いてクウィーストロンに走る。リーナは矢を放つが吹雪のせいで当たらない。


「くっ!、やっぱり厳しいですね。なら、風(wind)」


 リーナの手に風の矢が形作られる。それを弓につがえ放つ。矢はクウィーストロンの枝に穴を空けた。


「あんな使い方もあるんだな。俺もやるか、炎剣!」


 剣が燃え上がる。


 クウィーストロンが俺に枝を振り下ろしてきた。剣で枝を受け止め焼き切る。


『キエェェェ!』


 クウィーストロンが悲鳴をあげる。すかさずナイフを投擲。幹にナイフが刺さる。


「俺もいるんだよ!」


 ガイドが跳躍しクウィーストロンの頭上へと槍を突き刺す。


『キエェェェ!』


 ガイドは槍を乱暴に抜いて飛び降りざまに連続突きをクウィーストロンに放つ。


「へっ!、どうだ」

「油断するなよ」

「そっちこそな」


 俺はクウィーストロンの枝を切り落としガイドは槍を刺す。


 数十分でクウィーストロンの体に枝はなくなった。


「これで奴は攻撃手段を持たねえ。一気に行くぜ!」

「待て、まだ、何かあるかもしれない慎重になった方がいい」

「何言ってやがる。枝のない木に何ができるってんだ」


 ガイドが俺の静止を気にもせずクウィーストロンに向かう。その時地面が少し隆起した。


「!?、ガイド!」

「ガイドさん!」

「あ?」


 ガイドはそれに気づいていない。


「クソ、間に合え!」


 俺はガイドに向かって走った。


「おい、どうした――って、何しやがる!!」


 俺はガイドを突き飛ばした。その瞬間クウィーストロンの根が俺の腹を貫いた。


「がはっ!」

「カイトさん!!」

「新入り!!」


 なんとか剣で軌道をずらしたから致命傷にはならなかったが動けそうにない。


 そのままクウィーストロンに放り投げられた。俺の体はクウィーストロンが作った根を出した時に出現した地割れに落ちていった。


 俺の意識はそこで途絶えた。


****


「カイトさん……」


 リーナはカイトが落ちた地割れを見ていた。


「ぼ~っとすんな、死ぬぞ!」


 ガイドがリーナに叫ぶ。クウィーストロンはまだ健在である。


「さて俺は今、怒ってるからよ、さっさと死ねよ」


 ガイドの怒涛の突きによりクウィーストロンは光の粒子になって消えた。


「糞が!、おい、リーナ!」


 リーナは俯いたままだ。


「おい!!、リーナ!!」

「……」


 反応がないリーナにガイドが詰め寄り襟首を掴んで言った。


「てめぇ、いつまでそうしてるつもりだ、ああ!、そんなことしてる暇があるならな、一度街まで戻って探すのが一番だろうが!」


 フレンドで探せるのはフレンドがいる街までで詳細な位置は探せない。そのためこのような場所で人を探すには捜索隊を組む必要がある。


「そうだ、そうだよね。まだ、カイトさんは死んでない、生きているんだから」


 リーナが立ち上がり歩き出した。


「おい!、待て、急に元気になるな、1人で行くな!」


 ガイドが慌ててリーナを追う。


 2人は来るときの半分の時間でゲーテルに戻りギルドに報告しカイトの捜索隊を組織し捜索を開始したがカイトの行方はわからなかった。


カイトスキル 現在


片手剣スキル熟練度85

両手剣スキル熟練度83

短剣スキル熟練度69

武器防御スキル熟練度75

投擲スキル熟練度69

索敵スキル熟練度80

見切りスキル熟練度80

回復補助魔法スキル熟練度69

火魔法スキル熟練度73

体術スキル熟練度72


常時装備発動スキル


筋力スキル熟練度89

俊敏スキル熟練度88

跳躍スキル熟練度80

受身スキル熟練度86

体力スキル熟練度84

魔力スキル熟練度80

耐久スキル熟練度95



リーナスキル 現在


弓スキル熟練度79

短剣スキル熟練度63

投擲スキル熟練度64

武器防御スキル熟練度49

索敵スキル熟練度80

見切りスキル熟練度80

水魔法スキル熟練度65

風魔法スキル熟練度80

回復補助魔法スキル熟練度84

料理スキル熟練度100


常時装備発動スキル


筋力スキル熟練度75

俊敏スキル熟練度89

跳躍スキル熟練度86

受身スキル熟練度70

体力スキル熟練度70

魔力スキル熟練度89

耐久スキル熟練度69



少しスキル上昇値を修正しました。


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