表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グローリアオンライン  作者: テイク
第一章 魔王討伐編
12/70

第十二話 別離

携帯では読みにくい部分があるかもしれませんがご容赦ください。


これからも別の話でも携帯では読みにくい部分があるかもしれませんが話は問題なく読めるので申し訳ありませんがご理解の方をお願いします。

 リーナと別れたあと俺は関所の中をアリアたちを探して歩いていた。


「どこいったんだ?」


 関所の中にいるはずなので簡単に見つかるかと思ったが見つからない。


「広すぎだろこの関所」


 と周りを見ながら歩いていた。


ドン


「うわ!」


 そのため誰かにぶつかってしまった。


「すみません。余所見をしていて」


 咄嗟に謝る。


「いや、いい、こちらも余所見をしていたからな」


 流れる黒髪の女性プレイヤーだった。腰には刀。侍のような格好だが女性用にアレンジがされている。


「私の名前はユラン。人探しをしていたんだ」

「俺の名前はカイト。そうなんですか。俺も仲間を探しているんですよ」

「はぐれたのか?」

「いや、自由行動なんだけど、暇だからそれに聞きたいこともあるし」

「そうか。手伝おうか?」

「いやいいです。そっちこそ人探し手伝いましょうか?」

「いや、大丈夫だ。あいつも名の通ったやつだからな」

「そうですか。なら、誰を探しているか教えてください。見つけたら。あなた探していた言を伝えますから」

「そうだな、わかった。探しているのは旋風のアリアといって白い騎士風の服を着ているはずだ」


 俺は驚いた。俺の様子に気づいたユランは聞いた。


「どうした?」

「いや、ちょっと驚いただけだ」

「そうか。見つけたら声をかけておいてくれ。私が探していたとな」

「いや、そのことなんだけど」

「何だ?」

「実は探していた仲間ってアリアのことなんだ」

「……なにー!!」


 ユランは大声を上げて驚いていた。

「いや。まさか君があのアリアについている少年だったとはな」

「こっちこそ驚きですよ。まさかアリアの知り合いだなんて」


 あのあと落ち着いて話そうということになり食堂で話すことになった。


「そうだな。なら改めて自己紹介しよう。私は流水のユラン、十二騎士の一人だ」


 十二騎士、このゲームのなかで最高のトッププレイヤー十二人に与えられた称号らしい。このまえアキラに聞いた。アリアもその一人だそうだ。俺はゲームの情報はほとんどスキルとかしか調べてなかったからそんなこと気にいてなかった。


「どうも」

「かたく固くならなくていい。正直言って私の周りにいる奴らは私のことをあがめている節があってな。普通に接してくれてうれしいんだ」

「そっか。まあ、俺は十二騎士とか知ったことじゃないが。ガヴェインだけは気に入らないな」

「ほう、アリアだけじゃなくガヴェインとも会ったのか。ふむ、私もガヴェインは好きではないが実力は認めているからな。っと、よくよく考えればフレンドで探せるじゃないか」


 そういえばそうだった。


 ユランがメニューを操作した。


「よし、来てくれるそうだ」

「なら、俺もあいつらを呼ぶか」


 メニューからフレンドを選択しアキラとミリアにメールを送る。



メール画面


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 To アキラorミリア

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 Sb 呼び出し

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 添付/ラッピング

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


>とりあえずこのメール見たらすぐに食堂に来てくれ。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「よし」


 もう少し書いた方がいいのだろうが思いつかないから仕方なくこれで送る。


「仲間に送ったのか?」

「はい、すぐ来るはず」

「なら。ゆっくりと待つとしよう」


 それから五分くらいでアリアたちが来た。


「ユラン、いきなり呼び出すってなにがあったの?、――って、カイト君?」

「カイト、お前なにやってるんだ」

「そうだよ、なんでそこにいるの」


 おお、三人とも驚いている。呼び寄せたかいがあったてことだな。


「まあ、成り行き?」

「説明になってないよ」


 アリアがジト目でにらんでくる。


「とりあえず、座ったらどうだ?」


 ユランの提案によりみんな席につく。


「まあ、カイト君のことはあとでいいとして、何、ユラン」


 アリアが真剣な顔でユランに聞いた。


「王都の方の動きが活発になってきていてな。そろそろアレが出されるのも時間の問題になってきた」

「アレってアレだよねえ」

「ああ、アレだ」

「アレってなんですか?」


 俺は二人に聞いた。


「まだ、三人には話してなかったけどね。私はね、悠久の(ヴァンアンフィニー)というギルドのリーダーなの」


 アリアが言った。


「そういえばガヴェインが言っていたような。本当だったのか」

「まあね、隠してたわけじゃないけどごめんね」

「まあ、いいよ。なあ」


 アキラとミリアの二人も頷いた。


「ありがと」

「それでアレと言うのはギルドでしか受けられない特別なクエストのことだ」

「特別なクエスト」

「そうだ、王依頼(キングオーダークエスト)。王から依頼される難易度SSSの最優先クエストだ」

王依頼(キングオーダークエスト)。それじゃあ」


 俺はそこで気がついた。


「気がついたか。そうだ、どうやら連合の王達はついに重い腰を上げる気らしい」

「そういうこと、ガヴェインが言っていたのは」


 アリアが納得したように頷く。


「そういうことだ。そろそろ王都に召集される。今日はそれを伝えに来た」

「わかったありがとう」

「それにしてもガヴェインは本当に伝えてなかったのだな」

「そうね。まったく」


 そのあと食堂から出た。


「それじゃあ、私はさきに王都に向かおうと思う。っとそうだカイト、フレンド登録しないか?」

「いいですよ」

「よし」


 メニューを操作しフレンド登録をかわす。


「ではな」


 ユランは関所から出て行った。


「さて、どうやら、私もしっかりしないといけないようね」


 俺たちに向き直っていった。


「どうやら、ここでお別れみたいね」


 もっともな話だ。アリアにはギルドがありそこで王依頼(キングオーダークエスト)があるのだ戻るのは当たり前だ。


「ああ、いままでありがとう」

「うん。ごめんね」

「いいさ、アリアにも用事はあるんだ」

「そうだ」

「そうだよ」

「うん、じゃあ、また会いましょう」


 アリアはそう言って王都に向かった。


「さて、じゃあ、ここでお別れだな誰が一番になれるかを勝負する。忘れてたけど今からだ」


 ようやく思い出したのか。まあ、いいけどさ。


「じゃあ、また、会うときは強くなったときだな」


 俺もあのときと同じことを言った。


「じゃあな」


 アキラが去っていった。


「ミリアはどうするんだ?」

「私はこのままゲーテルまで行くよ。図書館がどんなのか見たいしね」

「そうか。俺もゲーテルまで行くかな」

「そうなんだ。じゃあ、一緒に行く?」

「そうだな。ゲーテル着いたら別行動すればいいしな」

「じゃあ、今日はもう休もうか」

「そうだな」


 俺はミリアと供に部屋に戻るのだった。

カイトスキル 現在


片手剣スキル熟練度43

両手剣スキル熟練度42

短剣スキル熟練度23

武器防御スキル熟練度41

投擲スキル熟練度26

索敵スキル熟練度38

見切りスキル熟練度39

回復補助魔法スキル熟練度26

火魔法スキル熟練度37

体術スキル熟練度34


常時装備発動スキル


筋力スキル熟練度42

俊敏スキル熟練度40

跳躍スキル熟練度35

受身スキル熟練度40

体力スキル熟練度40

魔力スキル熟練度37

耐久スキル熟練度47


どうもテイクです。


早いものでもう十二話です。ここまで付き合ってくださったみなさま、ありがとうございます。これからもグローリアオンラインをよろしくお願いします。

感想などお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ