#1 新秩序の構築
おっと、そこの俺をネオナチとかなんかだと思い込んでる君!これは政治とかとはなんも関係ないぞ!IF戦記と政治をごっちゃにするといろんな人に迷惑かけるから、今のうちに改心しといたほうがいいぜ!
1943年。独ソ戦は和平により終結。ウラル山脈までをドイツは国家弁務官の統治により支配した。
1945年4月。第二次アシカ作戦。約5800機の戦闘機、爆撃機が南イングランドを飛行機の影で埋める。上陸作戦の範囲は大量の爆撃によりドイツ軍を上陸させる隙を作ってしまい、見事に上陸された。
1945年6月。ロンドン包囲戦。約1か月続いた包囲戦はドイツ軍の圧勝。チャーチルはドイツ軍により確保。ジョージ6世は連合国降伏後、処刑され首をロンドンに晒された。1945年8月6日。エディンバラにドイツ製原子爆弾投下。また8月9日にマンチェスターに原子爆弾投下。この原爆投下により連合国はこれ以上戦争を続けるのは不可能とし、1945年8月15日降伏。(ゲルマニア条約)
1946年1月。ドイツは中東のアラブ諸国に最後通牒を送り付け、併合した。
アメリカは最後まで沈黙を保ったままだった。
1948年12月にはドイツはアルビオーネ弁務官区、ウクライーネ国家弁務官区、ノルヴェーゲン国家弁務官区、ベネレーゼ国家弁務官区、オストラント国家弁務官区、モスコーヴィエン国家弁務官区、アラヴィアーン国家弁務官区、バルカン・スラヴ国家弁務官区、ブルグント騎士団国を成立させ、国号を「大ゲルマン・アーリア帝国」と称した。
史上初のゲルマン人の統一がなされたのだ。ナポレオンも、カエサルも、ローマ皇帝も、アレクサンドロスもできなかった偉業は、今ここに成し遂げられた。
かわってこちらは東アジア。中国を降伏させた日本はインド、マレー半島へ進軍。ゴム資源や石油資源を確保するためだ。日本は資源が少なく、ドイツの支援だけでは危なかった。インドはすべて日本が併合。中東の一部地域もドイツと分割。東南アジアの諸地域もすべてゲルマニア条約によって併合された。
1948年にはアーリア帝国とともに大東亜連邦帝国を宣言。
イタリアは地中海を包囲することに成功した。トルコの海岸の一部、スペイン、北アフリカなどのすべての地域は、イタリアに占拠された。エルサレムは、ドイツが直轄統治し、嘆きの壁、聖墳墓教会、岩のドームは破壊され、キリスト、イスラム、ユダヤ教の聖地は終わりを告げた。
イタリアは1948年にアーリア帝国とともにローマ帝国を宣言。皇帝としてムッソリーニが戴冠した。
世界はアーリア帝国、大東亜連邦帝国、ローマ帝国に支配されたのだ。
アメリカは没落し、沼の底に沈んだまま。
手も出ない。足も出ない。涙も沼が許さない。
* * *
1965年。ああ、ゲルマニアに日が昇る。フォルクスハレは、太陽の光を受け今日も光っていた。ゲルマニアの象徴。あそこから出る声が、神の御言葉となり、世界に届く。それがどんなにしょうもないことでも、下ネタでも、あほくさい陰謀論でも、それは人民の真実となり、命より重い文章になる。
不思議な世界だ。でも、それは正義なんだ。18歳の青年、パウル・フォン・ゲオルゲは今日もそう思いながら出勤する。
ゲオルゲはドイツ、いや、優性アーリア人であり、ゲルマニアに家があった。少し歩くとゲルマニア中央駅に着き、そこから走るモノレールで国家中枢区画へ行き、凱旋門をくぐり出勤場所の財政管理事務所に着く。恵まれた生まれと仕事だ。そのため彼の財布には常に、マルクがあった。朝10時から昼5時までの仕事。平均より短く、休憩も多い。特にすることもなく、政府から補助金がどっぷり出るので、ホワイトな職場だ。しかし、知識面では才能を求められるし政府関係の仕事のため、有能かつ優性アーリア人しか仕事できない。
仕事場につき、仕事を仲間たちとし、仕事を終え、定時に帰る。これが彼の
帰ると大麻たばこを吹かせ、風と共に去る煙を見ながら物思いにふける。
過去の思い出。
彼はにいる。いや、「いた」。思い出だ。それも、8歳のころの。
街を歩いていると、たまに黒服を見る。黒服はトラックともにやってきて、鼻でか共を連れ去る。
「ママ、なんであの黒いおじさんたちは人をトラックに乗せるの?」子供心でママに質問した。
「・・・」ママは黙ったままだ。
「ママ!聞こえてる?」
「・・・そうだ!あそこの東亜料理店にでも行こうじゃないか!チャーハンとかラーメンとか、おいしそうだぞ!」お父さんがうまく遮る。
「そうね、行きましょう!ね、パウルくん」
「うん,,,」
家に帰ると、お父さんはお母さんが寝静まった後、パウルを呼んでお父さんの部屋に入れた。
「そんなにあの人たちがどこにいって、何をされたか知りたいか?」
「・・・うん」コクリ、とうなずく。
「あの人たちは、鼻がデカかったろ?ユダヤ人さ。ユダヤ人は連れていか、・・・いや、ともかく、、ユダヤ人は悪い人たちなんだ。」
「なんでユダヤ人はダメなの?かわいそうだし、あの人たちだって同じ人じゃない!」
「黙れ!」お父さんが大声を出す。ふいに、パウルは驚く。お父さんがこんなにどなってるのを、初めて見た。怖かった。目に涙がたまって、目の前がぼんやりする。
「あ・・・すまない!すまない、我が息子よ!」お父さんは我に返り、パウルの肩を持ち、謝る。
「い、いいかい?パウル。これからは、ユダヤ人がかわいそうだとか、助けてあげたいとかは、二度と言っちゃいけない。いいね?これはパウルを、いや、家族を守るためだ。」
「・・・わかった。」私は泣きじゃくってそういった。部屋のベッドに戻ると、クマのぬいぐるみに抱き着いた。涙が頬を通り、ぬいぐるみに当たる。
パウルはそのことを思い出すと、心の中で父親に感謝する。
このことがなかったら、私は"良識"を得られなかったんだ。
パウルは煙草タイムを終わらせ、ベッドに潜る。枕の隣には、糸がほつれ、劣化したクマのぬいぐるみが一つ、座っていた。
いいね。以外によかった。歴史とかはウォルフェンなんちゃらとかザ・ニュー・・なんちゃらとか高い城のなんちゃらとかを参考にして作ってます。ソビエトのその後は書くのを忘れましたが日本の統治下のシベリア国とドイツ統治下のモスコーヴィエンに領土をぶんどられまくり今や西シベリアの辺境国、って感じです。まさに、兵どもが夢のあとって感じですね。栄華を誇ったソ連(誇ったっけ?)がここまでコテンパンにされるとかわいそうです。
ちなみにナチのアーリア人政策とかがありますが、あれってアーリア人とゲルマン人って何の関係もなくこじつけらしいですね。一つの遺跡からまんじみたいなマークが出ただけで決めつけすぎじゃないっすかちょび髭さん!俺のほうがひげ野郎よりあいきゅー高いって証明されたところであとがきはこれで終わりですかね。ありがとうございました。ちなみに作者には演説能力もハイパーインフレの抑え込みもできません!つまりちょび髭以下・・・ってコト!?