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『うへぇ、そんなぁ……。リセマラしたい……』

『今更無理ですよ。もう転生しちゃっていますし、もうルーナさんがこの学校に入学した時点でゲームは始まっていますから!むしろ、ヒロインへの転生は喜んで然るべきですよ!私なんて悪役令嬢ですよ?!しかもほぼモブ!!』

『うーん。確かにそうなんだけどぉ、情報量が多すぎて……』

『そんなに多くは無いですよ!ちゃちゃっと魔王倒して聖女になって殿下と結婚!!そ、れ、だ、け!』

『そんな……、カップ麺作るみたいに、簡単そうに言わないでよぅ……。お湯入れて、待ったら出来るみたいな……』

『それなら、どっちかというと工程数からカップ焼きそばじゃありません?』

『『それな!!』』


 あの後気絶したルーナはすぐに学校の医務室のベッドへ寝かされた。ベルンハルトがお姫様抱っこでここまで運んだっ!とイザベルから興奮気味に説明され、ついでにお互いが転生者であることもカミングアウトした。


 イザベルは転生者で、この世界が乙女ゲームの中の世界であることをルーナに雄弁に語る。ルーナは突然転生者仲間が増えた喜びもあるがおかげで知りたくないことまで半ば強制的に教えられ辟易していた。


 現実逃避のため、この後イザベルと『カップ焼きそばにはマヨネーズはかける?かけない?』の深い因縁の話し合いをするルーナ。

 結果、「カップ焼きそばが食べたい」という意見に終着した。


 あの『魔物討伐実習』からルーナの周辺環境はガラリと一変した。


 まず件のベルンハルトは毎日ルーナを昼食やお茶会に誘おうと昼休憩、放課後にわざわざ別校舎である『魔法科』にまで押し掛けてくるようになった。ちなみにギルバートが困り果てるルーナのフォローをしつつベルンハルトを牽制していたが当の本人ベルンハルトは何時もの微笑みで聞き流していた。


 ギルバートも焦ってルーナにプロポーズしたが「殿下がしつこいからって気を遣わなくていいよ。」とあっさり断られていた。


 イザベルについては扇子常備のお友達から距離を取るようになり、反対にルーナと良く行動を共にし、ルーナに殿下と結婚しろとせっついている。

 先日なんて、ルーナを馬車で3時間程かかる王都郊外の遠くの森に『魔法の練習がてらピクニックに行こう!』と巧みに誘い出し、見事二人⁺ベルンハルトの一行は魔王になりかけの魔物をルーナに倒させた。


推しカプ厨のアシストが預言者並みである。


 そのことでルーナが全属性持ちかつ魔力量底なしが王宮に露見。

 幼少の頃から伯爵領でギルバートとしてきた『正義の味方ごっこ』による多種のやらかしまで詳しく調査され、ついにベルンハルトの命を助けたことが証明された。


 そこからの幼馴染二人の連携は凄まじく、あれよあれよとルーナはベルンハルトとの婚約が決まった。


 イザベル曰く、ルーナがヒロインのこの乙女ゲーム『キング・オブ・ヌルゲー』。


『はわわわぁ!!ルーナたんのウェディングドレス姿のスチル楽しみだなー!!うふふふふ……』


これまで拙い作品ですがご覧いただきありがとうございました。

完結まで続けてこれたのもこれまで読んでいただいた読者様のおかげです。

また、別の作品でお目にかかることがあればその時はまた読んでいただけますと嬉しいです。


一言でもどんなことでも感想をぜひお待ちしています。


これからもより良い作品を書いていきたいと思っています。


よろしくお願い致します。


また、もしよろしければページ下部にある☆☆☆☆☆で評価してくださると嬉しいです。


厳しい評価も真摯に受け止めますので、よろしくお願い致します。


重ね重ねお読みいただきありがとうございました!


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