B1 ホルカの覚悟
本日12時ぐらいに更新します
俺は、『ベヒーモス』名は、ある『ホルカ』だ。
俺は、『ホロプル大森林』で暮らしていたが、ある方に負けてからは、そのお方に支える事にした。
そのお方の名は、ノエル·サウレラお嬢だ。
俺にとっては、大事な主であり、自分が越えたいと思ってる目標の一人だ。
ノエルお嬢様は、俺に全幅の信頼を置いているし俺も答えようと努力している。
まー、同じ時期に仲間になった氷牢龍のソフィアとは、馬が合わないしよく喧嘩するが、そんな俺は、今、ノエルお嬢様に頼まれて留守中お嬢様が仲間にした少女達と始めた『何でも屋』をまとめていた。
そんな俺だが、今、
「クソ、逃げろファル、アルル!」
あるヤツに負けて大ピンチだ。
なぜ、こうなったのか、それは、遡ること数時間前になる。
俺が、お嬢様達を見送った後、
「ホル姐、只今戻りました。あれ、ノエルお嬢様は何処ですか?」
「ノエルお嬢は、今、キウスっていうお嬢にとって大切な名付け親の姉のやっている孤児院に行ってて、留守を任されたんだ!」
「そうだったんですね、わかりました」
俺は、仕事を終えて戻ってきたルル以外の八姉妹にお嬢が居ないこと伝えた。
コイツらというよりお嬢が助けた少女達は全員俺達が魔物だって事を知っているが、それでも着いていくとお嬢に誓った奴らだ。
「というか、前にも言ったが、その呼び方で呼ぶのやめてくれないか?」
「えー! 良いじゃないですか、私達にとっては、姐御のような存在ですから!」
何故だかわからないが、アルル九姉妹の中で、俺派とソフィア派と中立派は三つに別れてるが、俺は、それよりも、何でノエルお嬢派が無いのかが気になるが、それに、ヨルっていう九姉妹の八女が、また厄介で、
「ホルねぇ-、ただいま!」
コイツは、抱きつくやいなやすぐに俺の胸を揉んでくるんだ。
「コラ、ヨルホルカさんが困っているから止めなさい!」
ヨルを止めてくれたのは、九姉妹の次女のカルで、中立派の一人で、九姉妹の中で、一番の常識人だ。
「ごめんなさい、ホルねぇー!」
「わかった、許すよまったく」
俺は、ヨルの謝った時の顔を見るとついつい甘くなっちまう……
ルル以外の八姉妹が戻ってきてから数分後、一人のフード付きのコートを着て顔をフードで隠した少女が店にやってきた。
「すみません、一つ尋ねますが、ここに、ノエル·サウレラという人はいますか?」
「ノエルお嬢なら今留守にしてるが、依頼か?」
「チィ、隠しても無駄だぞ! 今すぐ呼びな、じゃないとお前達を殺す!」
いきなり来て、物騒な事を言うコイツに、少し呆れながらも、俺は、机の引出しにしまっていたグローブを取り出してはめる。
「お前、何者だ?」
俺が、そう聞くと少女がコートを脱ぎ捨てた。
その少女には、コウモリのような羽と荒々しく尖った角があり、俺は、瞬時に魔族だと確信した。
「私の名は、エルガル魔王軍三極魔将が一人《豪腕》のエルガルだ!」
俺は、コイツの名前を聞いた瞬間コイツをノエルお嬢に会わせちゃいけないと思った。
「ファル、休んでいるアルル達を絶対にこの部屋に入れるな、もしもの時は、お前がアルル達と逃げてくれ!」
「私も戦います!」
「頼む、頼めるのがお前しかいない。そこに、俺は、お前のことを信頼しているんだ!」
俺の目を見たファルは、唇を噛み締めてアルル達の所に向かった。
「ふーん! まぁ、いいか! お前の主の居場所を吐かなきゃアイツの体に聞けば良いだけだし!」
俺は、エルガルの隙をついて右ストレートを叩き込むんだ。
だが、
「何今の、攻撃? 弱すぎて話しにならないけど」
俺は、本気で殴ったつもりだったのに、一切効いていない事に驚いているとエルガルの攻撃がきていた。
俺は、咄嗟に両手でガードするが、思いっきり後ろに吹っ飛ばされて壁に激突して壁に穴があいた。
「なんだよこの程度かよ! 期待外れじゃないの! それじゃぁ、さっきのヤツにお前の主の居場所を聞き出すか!」
俺は、何とか立ち上がるとエルガルは、立ち止まると感心した様子で、
「へー、全然本気じゃなかったけど、あれを耐えたんだ、凄いねぇ! それじゃぁ、遊ぼう!」
エルガルは、迫ってきているが、俺は、立ち上がるのがやっとで、一切反応することができなかった。
そして、俺は殴られて壁に激突するが、跳ね返ったようにエルガルに向かって歩いて拳を叩き込もうとするが、返り討ちにあってまた殴られるを数回繰り返すと、エルガルは、近くにあった机の上に座ると自身に向かって歩いていた俺の首を掴んだ。
「あなたいいねその打たれ強さ!」
意識が薄れかけている俺にはエルガルが何を言ってるのかがよくわからないかった。
すると、エルガルが俺のメイド服を、ノエルお嬢が“可愛い”って言ってくれた俺のメイド服を戦う時に邪魔になるといけないから巻いていたサラシごと掴んで引っ張るとビリビリと切れていった。
「フフフ、これならサンドバッグとしてちょうどいいかも!」
「どういう…事…」
「私はねぇ、人間や亜人の女を生かした状態でサンドバッグにしてトレーニングするのが趣味なのあなたも私のサンドバッグとなることを光栄に思いなさい!」
俺は、エルガルの言ってる事が理解出来なかった……いや、理解は出来ているが受け入れたくはなかった。
すると、店のドアが思いっきり開いた。
そこにいたのは、俺の主であるノエルお嬢が、驚いた様子で立っていた。
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