私、復讐代行を終える
次の日の朝……
ついに、あの二人を殺す日がきた。
あの二人を彼女の前で、殺す!
絶望と恐怖を名一杯味あわせて殺す!
苦痛も痛みもなくだが、今までやってきたことを懺悔させながらじわじわと刻んで殺す!
私の頭の中では、あの二人を殺すことで、一杯だった。
そして、
(連れてきました!)
ベヒーモスからの『念話』と同時に、氷牢龍は、立ち上がり、私は、茂みの下に隠れてあの二人が、来るのを待った。
一方……
「何であんなのが、いるんだよ?」
「知らないわよ! それよりも、早くこの森から抜け出そう!」
フウロウとベルンは、必死になってベヒーモスから逃げていた。
必死になり過ぎて二人は、目の前の壁のようなものにぶつかるが、二人は、冷気を感じ上を見るとそこには、今にもブレスをはこうとするドラゴンがいて二人は、しりもちをついて、恐怖で、動けずにいると後ろからベヒーモスが来て、後ろのベヒーモス、前方のドラゴンに挟まれてフウロウとベルンは、怯えた様子で抱き合っていると、足に痛みを感じて足の周りを見渡すが、何もいない。
すると、茂みの中から一人の少女が出てきた。
「二人共、追い込んでくれてありがとう」
その少女が、ベヒーモスとドラゴンに声をかけると二頭は、頭を下げて獲物を譲るように下がった。
「お願いします私達を助けてじください。何でもしますから!」
フウロウとベルンは、少女にすがり付き命乞いをするが、
「私の姿を見ても、何も気づかないのね、あなた達は……」
「ハァ? 俺ベルンはあんたとは、面識がないが、どこかであったことがあるのか?」
「キウスと言ったらわかる?」
「まさか……」
フウロウとベルンは、ようやく自分達が殺した少女の名前を聞いて動揺する。
そう
その少女の正体は、私なのである。
「そんなはずがない。キウスは、あの時確実に殺したはず! 何で生きてるんだ?」
「えー、確かに彼女は、死んでるよ。私は、彼女からあなた達に復讐するよう頼まれたムカデだよ」
私は、一瞬だけムカデの姿に戻ったあと、また、人間の姿に戻った。
そして、私が、『固有能力』 『鎌召喚』で、鎌を出すと、
「ま、待ってくれ君は、キウスに騙されているだから……」
フウロウがこう言うが、私には、『記憶共有』のお陰で全てを知っているからこそ、私を騙そうとしているのが、彼女の名誉を汚そうとしているのを感じた私は、フウロウの右手を斬り飛ばすと大量の血を吹き出して叫んだ。
「俺の腕がー。よくも俺の腕を斬り飛ばしたな、絶対許さない」
「まだよ、あの子が味わった苦痛と痛みをあなた達にも与えてあげる。それでいいでしょ二人共」
私が、警告したあとに、計画に巻き込んだ二人が茂みから出てきた。
「お前達は、こいつに騙されているだから、助けてくれ仲間だろ?」
「ふざけるな、何が仲間だ! 私達は、この御方から全てを聞いた。あなた達がやったことを、だから、私達は、お前達を助ける気はないむしろ、あなた達の死に様を見にきたの」
計画に巻き込んだ二人の少女の内の一人が、フウロウをまるで、ゴミを見るような目で見ていると、
「ふざけるな!」
フウロウが、ゴミを見るような目で見ていた少女に襲いかかるが、思いっきり蹴られて元いた場所に戻った。
「さぁ、二人共、こいつらを食べちゃいな」
ベヒーモスと氷牢龍は、私の指示通りフウロウとベルンを生きたまま捕食した。
最後まで、キウスへの謝罪もなく断末魔の叫びをあげて二人は、呑み込まれた。
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