朝にスズメが鳴く
翌朝
「おはよう、よく寝れた?キッチン借りてるよ」
私がベッドから起き上がるのを見初めたミコトがフライパンを手にしながら声をかける
「う、うん、寝れたよ」
嘘だ、アレから寝ることは出来なかった
昨日あんなに衝撃的なことがあったのに寝れるワケがない
「目玉焼きには醤油派?ソース派?」
「醤油かな、ミコトは?」
「じゃあ私も醤油派!」
…これ
明らかに恋人認定されてるよな
朝起きたらいつもの少しぶっきらぼうでツッコミが鋭いミコトに戻ってるのを期待したが、キッチンで朝食を作り出した時点でかなり嫌な予感がしていた。
「美味しい?」
「うん、美味しい」
朝食を食べながら私はどこでミコトルートに入ったのかを考える
尻を揉まれた時からか?いや、あの時は明らかに嫌がってたしな
ミコトは昨日「埋めさせて」と言った
つまり私はモモカの代役に過ぎない
もっと言えばモモカも誰かの代役だったのかもしれない、恋人の自我が無くなったその日に別の女とキスするヤツだ
つまりミコトは恋愛依存症、ミコトルートに攻略は存在しない、ただその場に居たかどうかだ
「今日の放送どうする?折角だからこのままオフコラボしよっか?」
「どうしようかねー」
ミコトの誘いに曖昧に答える
仕草や言葉使いが前よりかなり女っぽくなっている
そういやモモカのことモモっぴって呼んでたみたいだし二人きりになるとメスを出すタイプか
「パーティゲームは?ヨルカってオセロ得意?」
私のどうしようかねー?という返答は何のゲームにしようかねー?に変換されているようだ
…結構厄介なタイプだな
まぁ受け入れてしまった自分が悪いんだけど
あの状況、あの上目遣いに私のチンケな理性じゃ欲望を抑えるの無理なんだよ!
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