時間は未来から過去へ体の寿命は未来から更に未来へ流れていく。
___僕の体は、12歳と言うのに、、、。
80歳ぐらいの体力しかないんだよ!
髪も抜け落ちて、体はシワシワになり張りもないんだ!
少し歩いただけで、息が切れるし!
もう、杖がないと歩けないほど、体力が著しく落ちているんだよ。
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___見た目は、おじいちゃんで中身は子供なんだよ!
僕の両親が、僕の異変に気づいたのは?
僕がまだ5歳の時だったんだ、、、!
僕の髪が、どんどん抜け落ちて肌がシワシワになり始めたんだよ。
それより何よりも、僕の体力が一気に落ちた事だ!
・・・もともと、そんなに体力があった方ではないのだけど?
クラスの男の子達と駆けっこをしていた時に、僕の心臓が急に止まって!
僕は、そのままそこに倒れてしまったんだよ!
___僕の担任の先生が、直ぐに救急車を呼んでくれてね!
そのまま、僕は病院に運ばれたんだ!
僕を診てくれた医師が、僕の心臓マッサージを必死にしてくれたおかげで。
僕は、なんとか! 命だけは助かったんだよ!
・・・そのあと?
いろいろと検査をしてもらうと、、、?
僕の体が、当時70歳ほどだと言われたんだよ!
___まだ!? 9歳の僕がだよ!
僕の両親も、僕自身もびっくりで、、、。
それに? 医師には、治療方はないと言われたんだよ!
世界的にも稀な病気だと、、、。
*
・・・それとね?
僕を診てくれた医師から、ハッキリと僕と僕の両親にこう言ったんだ!
『___実は? 言いにくい話なのですが、信虎君はあと2年からよくて4年
ぐらいしか生きる事が出来ないと思います。信虎君と同じ病気の子達の症例でも
平均14歳から16歳ぐらいだからです! 現在、信虎君が12歳だと考えれば?
それぐらいしか生きる事が出来ないかと、、、。』
『___先生! どうにかならないんですか? 信虎の病気が治るような治療は?
先生! お願いです! 息子をなんとか! なんとか、治してください!!!』
『・・・今の医学では? まだ信虎君の病気を完全に治す事が出来ないんです!
本当に、すみません!』
『___先生が謝る事なんてないんですよ! ただ、この子に一日でも長く生きて
ほしいと思っているだけです。』
『・・・当然ですよね? お父さん、お母さんの気持ちはよく分かります! 私も
全力で! 信虎君の病気が治るように新しい治療方があるか? 調べてみますので!
どうか、一緒に治療も頑張っていきましょう! ねえ、信虎君!』
『___うん! 先生、分かったよ!』
『___先生! よろしくお願いします!!!』
『___はい!』
___僕のこの病気は、日に日に加速して行くように体が老化していく。
僕は、みるみるうちにおじいちゃんになっていったんだ!
体重も15㎏以上痩せて髪も抜け落ち、白髪交じりの薄い髪が生えているだけ。
肌は、シミや肌のたるみが目立つようになってきたんだよ!
・・・足腰も弱り、気が付けば?
僕は、車椅子なしでは何処にも行けなくなったんだよ。
___僕と僕の両親が一緒にいると?
僕たち家族の事を知らない人から、よくこんな風に言われるようになったんだ!
『___お父さまの、お見舞いですか?』
『・・・いえ、“息子のお見舞いに!”』
『___えぇ!?』
___確かに、他の人にはそう見えるのだろう。
老いぼれた、おじいちゃんとその娘、息子のようにね!
僕は、背中も曲がって一人で起き上がる事も出来なくなったんだ。
もう、誰かの助けがないと生きていけないぐらいに、体が老いぼれてしまった。
・・・目も老眼になり、眼鏡がないと見えたくなったしね!
僕と同じクラスの男の子達が、僕のお見舞いに来た時も。
『___おじいちゃん、なんで? あんな子供たちがお見舞いに来てるの?』
・・・そうだよな!
まさか!? 誰も、僕と同じ年の男の子だとは、、、?
誰一人、思わないよ!
▽
___僕が入院してから、2年目の春、桜が綺麗な時に...。
僕は、静かに眠りについたんだ!
・・・まだ14歳という若さで亡くなってしまった。
見た目は、老人。
___誰もが、長く生きて老衰だと思っているだろう。
まだ、僕が14歳とも知らずにね!
___僕の生涯は?
精一杯、生きたつもりだ! 後悔なんかないよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。




