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05 整理してみよう②




 魔王討伐の旅は6人でパーティを組んで戦うため、最初に5人を選ぶことになる。


 ただし恋人状態になっているキャラは問答無用でパーティにねじ込まれてしまうので、その場合は恋人状態のキャラ+残り人数となる。


 前にも話したが、ある程度仲を深めていないと攻略キャラは仲間にならないので、足りない人数は王様が用意してくれたサブキャラクターを選ぶことになるのだが、攻略対象と違いスチルなどは用意されていない為、ほとんどのプレイした乙女達は攻略対象+サブキャラ1人と旅をしただろう。


 サブキャラは、男性キャラと女性キャラ各3人の中から選べたはずだ。


 大器晩成型というか、純粋にRPGをやりこむなら結構楽しかった記憶がある。


 確か男性キャラは、神官のゴットフリート、騎士のギュンター、執事のハンネスで女性キャラは魔術師のラウラ、隠密のカーリン、メイドのヒルデ・・・


 ハッ!?ヒルデ!?


 まさかうちのヒルデじゃないよね・・・


 いやでもまてよ、立ち絵もなんだか似てたような気もするし、魔法も難なく使えてたし・・・


 いやいやまさかそんな・・・



 まあそれは置いておいて、その仲間達と旅をしながら時には人々のお願いを聞いたり、アイテムをあつめたり、装備品を錬金したりしながら魔王国の魔王を倒し大円団。


 そしてエンディングで好感度によって攻略対象とのイベントがあり時には結婚したりして終了。


 その後はエンディング後の世界として色々やり込める仕様だ。


 最初に選ばなかったキャラもそこから選んで交代したりして育てることもできるし、課金することによってレベルキャップ解放だとかクエストが増えるとか色々あったなあ。


 1度クリアすると、レベル引き継ぎで強くてニューゲームも出来たし、前半だけ周回してスチル集めも出来たから結構優しい設計だったよなあ。


 とまあこんな感じだったかな。


 でもコレ、おかしいと思うとこもあって、魔法測定と鑑定は貴族平民問わず5歳になった時点で行われ記録される。


 しかし主人公は男爵家に入ってから測定と鑑定をやり直している。身元を確認する為に鑑定を行うのは分かるが、適性魔法は生涯をかけて変わることがないのにだ。


 それに希少魔法と固有魔法を持っていると分かったのならばもっと早くに保護や援助をしてもらえるはずだし、そんな娘が自分と血縁なのであったならばもっと早くに迎えに来ても良かったはずだ。


 15になるまで測定を受けなかったのか、記録が残っていなかったのか・・・


 さらに主人公は、魔獣に襲われ繁栄の加護を発動させるのだが、繁栄の加護を持つ乙女の条件は、自然をまとうかのような艶やかな緑系統の髪に太陽を思わせるような赤系統の瞳を持つ者だ。


 しかし主人公の特徴といえばピンクの髪にピンクの瞳で目は一応赤系統だし条件には合うかもしれないが、髪の色はどうあっても緑系統ではない。


 うーん染めてるとか?


 いやそれでも、母も祖母も姉妹はいなかったし、不貞の子もいなかったはずだ。


 そもそもうちの王家は争いにならないよう女性で加護を持つものが生まれた時点で次の子はもたないようにしていると言っていた。


 詳しいことはわからないけど、昔はそういうしきたりがなかった可能性もあるし、もしかしたら先祖返りとかなのかもしれない。


 おいおい調べて行こうかな。


 とりあえず思い出した事を忘れないうちにメモしなければ。


 そうして今日のトレーニングを終了し、急いで自室へと戻ったのだった。

説明回終了。

次回は飛んで測定の日のお話になります。

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