27 無属性魔法を試してみます
書庫での騒動があった後、早速王である父に書庫であった事や魔法の真実、ついでに兄貴が一応謝ったことも伝えておいた。
中でも、無属性魔法が使えるようになったかもしれないと言った時は大層喜んでいたし、ローゼンミュラーのヤツに伝えなきゃならんなとかなんとかブツブツ言っていた。
魔法の真実については、まだ精霊信仰も強い為急にそのような真実を突きつけては皆混乱するという事で、一部を除いてあまり触れ回らないようにとの事だった。
精霊思想過激派に攻撃でもされちゃたまったもんじゃないしね。
それらが昨日あった出来事である。
そんでもって今日は無属性について色々試してみることになりました!
「無属性という事は、やっぱり前にカリーン先生と話してた通り、物質を消滅させるだとか無効化するだとかそんな感じなのかな?」
「よーし、ここはじっせんあるのみですよ!試してみましょう!水よ」
カリーン先生はわくわくとした様子で詠唱を行い、巨大な水球を創り出す。
えーっと、無のイメージ・・・消えろ消えろ消えろ・・・
「無yがぼがぼがぼごぼごばがぼぼぼ」
突如として巨大な水球が私に牙を剥く。
完全に想定外であるその水球の動きに私は対処する事ができず、鼻腔や口内に容赦なく侵入する水に為すすべもなく・・・
「ハァ・・・ハァ・・・いやちょっといきなり何するんですかカリーン先生!実践あるのみと言っていたのでてっきり試して成功するまでやるという意味だとおもっていたのですが!?なぜ急に私に攻撃まがいの事を!」
私は何とか水球から這い出しカリーン先生に非難を浴びせる。
「実戦あるのみと言いましたよ。普通にやるより、戦闘中という極限状態の方が発動しやすそうだと思いましたので」
「とりあえず今回は実戦は無しにしましょう!どのような事ができてどのくらいの威力なのかわからない以上、カリーン先生を消滅させてしまう可能性もありますし!」
いや本当マジで怖い。
もしブラックホール的なのを作ったりなんかしたら私もろとも消滅とかもありそうだし。
「トルーデ様・・・そんなに私の事を気にかけて・・・ しかしですね、先日頂いた本によると、無属性は高レベルになると物体を消滅させるという芸当も可能と書かれていますね。低いレベルだと相手の魔法を打ち消す事くらいしかできないみたいなので恐らく大丈夫ですよ」
本に載ってるんなら先に言いなさいな。
「魔法を無効化できるというのがわかっているならほら、他の事とか試してみたいし、今回は戦闘は無しにしましょう?昨日の事で疲れてしまったし」
「まあ戦闘やステータスに関しては予定のレベルはクリアしてますし、少しくらいならいいでしょう」
良かった・・・
今日は地獄の鍛錬を運良く回避することが出来た・・・
しかしエーテルもマナと同じようにして魔法を発動させるのかと思ってたんだけど使えなかったなあ・・・
ちょっとステータス開いて説明欄を開いて見るか。
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【ステータス】
ゲルトルーデ・ハイル・フェーブス(8)
Lv11
性別:女
状態:呪い
HP:200
MP:350/EP:6535
攻撃:200
防御:50
速度:300
魔攻:180
魔防:55
職業
王女Lv3/警察Lv3
属性
地Lv5/光LV10/無Lv1
固有魔法
成長Lv2/鑑定Lv5/機械LV3/時空Lv1
スキル
護身術Lv8/逮捕術Lv5/剣術Lv4/銃術Lv5/解呪LV2/鑑定妨害LV3/状態異常耐性LV7/魔法耐性LV7/気配遮断LV5/危機感知LV5/回避LV6/起死回生LV9/エーテル理解LV1/エーテル感知LV1
加護
繁栄の加護/エーテルの加護
称号
守りし者/転生者/お転婆王女/忍者の弟子/神憑き
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なんだEPって。
しかもとんでもない量ある私のその他の総能力値足して2倍しても届かないぞ。
エーテル関連は文字化けが治って普通になってるみたいで良かった。
それに加えて時空魔法からかっこが取れてるみたい。
そういや時空魔法も無属性同様使うことができなかったし、エーテルを利用して使う魔法ということかな?
一応説明見て見るか。
【EP】
エーテルを利用できる限界値。これらが無くなるとエーテルを使用することはできない。
【時空魔法】
時空を操る力を得る。
【エーテル理解】
エーテルへの理解度を示す。理解を深めることにより少量のエーテル数で動作が可能となる。また威力も上昇する。
【エーテル感知】
エーテルを感知できるようになる。感知範囲上昇により効果範囲も上昇する。
【エーテルの加護】
エーテルに適応した者に与えられる加護。エーテルを利用することができる。
なるほどよくわからん。
EPがMPのようなものというのは分かるけど、時空魔法は時空魔法が使えるよ!としか書いてないし、エーテルに関しても具体的にはなんなのかよく分からない。
なんだかよくわからないので頼りになるカリーン先生に相談してみる。
「ほう、時空魔法ですか。そういえばエーテルというものは空や星、天体の輝きともありましたし、私達の住む世界の理外の力と考えた方が良いんでしょうね。私達からは直接見ることのできないものとかですかね。空や星、天体というなら宇宙とか」
「じゃあブラックホールは作れる可能性があると・・・」
「なんて恐ろしいものを作ろうとしているんですか。トルーデ様の時空魔法はおそらくですが、私達の認識外の、この地以外のものを空間を操り出現させる事も可能かと。時間に関してはどうでしょう、時間を停止させるとか遡行とかですかね。ああ!そうだ、ほらアレ!アレも使えるんじゃないですか!異世界モノ定番のアレですよ!」
異世界モノ定番のアレというと・・・まさか・・・アイテムボックス!
「まあ話を聞く限りはまずエーテルを感知・認識し、自分のコアと結びつけ発動させるという事を成功させなければいけませんね」
「マナ以外の物を探して結びつけるという事でしょうか・・・今までマナを使っていただけに無意識にマナを使おうとしてしまって難しいですね・・・」
「まずは最初の通り魔法を無効化させる練習でもしましょうか」
カリーン先生は先程と同様に詠唱をし水球を出現させる。
「絶対に私に向かってぶつけて来ないでくださいよ、絶対にですよ!やめてくださいね!」
そう盛大にフラグを立て、案の定たまに魔法をぶつけられながらもなんとかエーテルの使い方を覚え、魔法を無効化する事に成功したのだった。
なんか私もよくわからなくなってきた




