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七龍の契約者  作者: Light
第一章 少年期(仮)
4/59

成長中Part2

2021.6.22改稿

ステータス表記等を統一しています。

 5歳になりました。

 俺のステータスはこんな感じ……


 名前 :レオナール・フォン・グリューゲル

 性別 :男

 年齢 :5

 種族 :人族

 レベル:5

 職業ジョブ:召喚士

 スキル:召喚術レベル3

  (火魔法レベル2)

  (水魔法レベル2)

  (風魔法レベル2)

  (地魔法レベル2)

  (雷魔法レベル2)

  (光魔法レベル2)

  (闇魔法レベル2)

 称号 :グリューゲル家嫡男

  (転生者)

  (女神の加護)


 4歳の時に苦労して全属性取得出来たけど、1年掛かって1レベルしか上がらないというまさかの事態。


 やっぱり職業ジョブの恩恵は大きいようで、どうもこの女神の加護というものは、他の人と比べたら取得しやすいというものだったようだ。つまり、この加護が無ければ数年、下手すれば十数年かかるようなものであるのだろう。


 ちなみにではあるが、魔術師の職業ジョブを持っていたとしても全属性を取得できるのは例え宮廷魔術師クラスと言っても限られた人なのだそうだ。


 もし、俺が召喚士でありながらも全属性を取得出来たとあれば宮廷魔術師にはなれるだろう。だが、そんな窮屈な人生なんて絶対嫌に決まっている。まぁ神託の儀式がある以上いずれこの事実も露見するのは自明の理であるのは確かなのだが……。


 俺は、そんな思いから1ヶ月程前から落ち込んでいた。すると、気付いたら隠したいと思っていたステータスのスキル表記が()で括られ、文字が薄くなっていたのだ。


 俺は、意味が分からず疑問に思い鑑定する。


【女神の加護】

 鑑定眼

 異世界言語理解

 魔力量絶大上昇

 経験値取得大幅上昇

 適性職業外でもスキル獲得可能

 ステータス偽装



 何か増えてる……ってか、どこで見てんだよ⁉︎


 普通にツッコミを入れてしまった俺ではあるが、そんな事はどうでも良いな。

 まずは敬愛なる女神様に感謝を。ありがとうございます。





 そんなこんなあったが、5歳になってから本格的に訓練が始まった。


 午前中は魔法の訓練を受け、午後は大剣術や盾術の訓練だ。


 魔法に関しては、まぁいいとしよう。怪しくない程度に魔法を覚えていった風にしようと思う。


 問題は、父さんだ。いや、あれは5歳にする訓練じゃない。普通の子ならマジで死んでいるよ。木剣の代わりに初っ端から鉄剣ってバカでしかないと俺は思う。手加減というものを知らないのかと問いたくなる。



 そんな地獄のような特訓が俺の身に降りかかったのだ。



 絶対いつか殺してやる……



 父さんに対して、明確な殺意が初めて生まれた瞬間だった。








 7歳になりました。


 地獄の特訓を耐えて頑張って生きました。



 俺、本当に良く生きてたな……。



 俺は、ぐっと目頭が熱くなったが、涙は流さないように天を仰いだ。



 よし、今日も頑張ろう。


 ちなみにステータスはこんな感じ……



 名前 :レオナール・フォン・グリューゲル

 性別 :男

 年齢 :7

 種族 :人族

 レベル:10

 職業ジョブ:召喚士

 スキル:召喚術レベル4

  大剣術レベル1

  盾術レベル1

  火魔法レベル3

  (水魔法レベル4)

  (風魔法レベル3)

  (地魔法レベル3)

  (雷魔法レベル3)

  (光魔法レベル3)

  (闇魔法レベル3)

 称号 :グリューゲル家嫡男

  (転生者)

  (女神の加護)



 死にそうな目にあったおかげで大剣術も盾術も取得できた。

 流石、大剣術と盾術が達人クラスの父さんだからこそ、俺がレベル1を取得したことに気付いたようだ。

 スキルを取得した日に夕食で母さんが落ち込んでいた。


「レオの職業ジョブって、やっぱり騎士や戦士みたいね。魔法を教えてあげれると思ったのに……。」




 ……はい、見てられません。




 一週間後、火魔法のファイアーボールを使えるところを見せると飛び跳ねて喜んでいた。



「上級のレア職業ジョブ魔法剣士かしら?それにしても、この子って絶対天才よ‼︎ねぇジークそう思わない⁉︎」



 母さんの言葉に父さんも満更ではないように頷き満面の笑みを浮かべる。



「流石、俺とソフィアの息子だな。10歳になるのが楽しみで仕方ないな‼︎」



 すいません。召喚士です。

 期待に応えられるように頑張ります。






 そんな毎日を過ごし、敷地内で1人で動けるようになったある日のこと……


 スライムくらいなら倒せるだろうと考え、内緒で屋敷を抜け出し、さらには、街の門番の目を掻い潜り王都近郊の森に来ていた。


「ふぅ、誰にもバレなかったな。ここら辺は、スライムとかゴブリンくらいしか出ないって聞いたし大丈夫だろ?」


 森に入ってすぐの広間で腰を下ろし、剣や盾の準備をする。


「いや、待てよ?今のうちにスライムを召喚して契約したらどうだ?契約できる限り契約したら経験値もさらに入るし。」


 召喚士とは、契約に成功すると契約した魔物や精霊等が倒した経験値も半分取得できるのだ。また、逆も然り。


「よし、決めた。召喚してみよう。またレベル上がって違うものを召喚できたら契約破棄すればいいしな‼︎」


 自身の年齢やスキルレベルを鑑みて、スライムやゴブリン程度の魔物が召喚されるだろうと安易に考えていた召喚が、まさか将来歴史に名を残すことになるとは、今は誰も知らない。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「おもむろに」は動作のスピードを表す語なので、感情の変化に使うのは不適切かもしれないですね。(≒徐々に、ゆっくりと)
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