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七龍の契約者  作者: Light
第一章 少年期(仮)
19/59

アリウスの苦悩Part2

ども!Lightです!

先週日曜日に約7ヶ月の入院生活にピリオドを打てました!


ご心配おかけしました!今後も七龍の契約者をよろしくお願いします^ ^



アリウスが苦々しく表情を浮かべていると、後方の扉からノックの音が響く


コンコンッ…


「ん?誰だ?」


「失礼致します。リリルにございます。」


年若い女性の声が扉の反対側から聞こえてくると、アリウスは表情を崩した


「リリルか…ああ、構わない。丁度紹介しようと思っていたし良い機会だ。入れ。」


アリウスは柔和な口調で入室を促すと、静かに扉が開かれる



…ん?紹介?俺に⁇



レオナールは、疑問符を浮かべながら振り返る……その直後、時が止まった



部屋に入ってきたのは、身長が同じくらいの同年代の女の子……それも、目がくりっとしてて大きく、小顔で…胸はまだ手に収まる程度の大きさを持っている…金髪をポニーテールで結っている容姿端麗の美少女がいたのだ。……ちなみに、その後ろに柔和な表情と独特の暖かな雰囲気を持つメイドがいた。


アリウスは、見惚れて固まっているレオナールの顔と少女の顔を交互に見た途端、ニヤリと口角を上げてレオナールに話し掛ける


「どうしたんだ?レオ?何かあったのか?」


レオナールは、ハッと我に返り、アリウスを見るとニヤニヤと笑みを浮かべていた


「い、いや‼︎な、な、何でもない‼︎」



………うおおおおお⁉︎メッチャ恥ずかしい‼︎自分でもわかるくらい動揺してるじゃねえか⁉︎…てか、何だよ!この女の子は誰だよ⁉︎ドストライクじゃねえか‼︎リリルって子か⁉︎


レオナールは、盛大に噛んでいたが何事も無かったようにポーカーフェイスをアリウスに向ける


……だが、当の本人は大きな声を出して笑っていた。



『主…。前から言ってんじゃん!お前の心なんて誰でも見透かせれるよ…。』


『………………誰でも分かる。』


『あはははははは‼︎』


『主。やっぱり演技ダメダメなのね〜。隠し事できないのね〜。』


『フォフォフォ。言い換えれば、純粋、裏表がないということじゃよ。』


「そ、そうだよ‼︎主のそういうところボクは好きだな‼︎」


『…フルメン、励ますのはいいことですが、主が傷付きますよ…。』



………うん、穴があったら入りたい。


レオナールは、龍達の話を聞いて…さらにはアリウスの態度を見て、自分の好意がモロバレしていることに赤面する


「あーーーーもう‼︎そんなことより、殿下‼︎この方々は、どなたなのですか⁉︎」


レオナールは、このままじゃいつまで経っても話が前に進まないと判断しアリウスに声を上げる



「ああ〜すまんすまん。この子は、妹のティアリス…ティアと呼んでくれ。…で、そっちのメイドは、ティアの専属侍従のリリルだ。あと、レオ…他の者がいるときは敬語で仕方ないが、この二人の時はいつも通りで構わないぞ。」


アリウスが二人の紹介を終えると同時にリリルが一歩前に出て丁寧なお辞儀をする


「御面会中、失礼致しました。私は、ティア様専属の侍従をしておりますリリルと申します。ご無礼をお許しください。そして、こちらにいらっしゃるのがアーリナル王国第一王女ティアリス・フォン・アーリナル様です。」


ティアとリリルさんが二人揃ってレオに挨拶をすると、レオナールは再びティアの所作に見惚れそうになったが、鉄の意志で自制する


「私の方から挨拶すべきでしたのに申し訳ありません。私は、名誉貴族ジーク・フォン・グリューゲルが嫡子レオナールと申します。よろしければ、レオとお呼び下さい。」


貴族の所作に倣ってティアに頭を垂れると、ティアは、直様リリルの後ろに隠れてしまった



えっ…………⁉︎嫌われた………。



一瞬にして初恋は砕け散ったのだと思い込み、天国から地獄に急転直下…泣きそうになるレオナール………………………が、アリウスの一言で生還する



「あー…レオ。気にしなくていいぞ。ティアは、家族とリリル以外の人と会うといつもこうだからな。極度の人見知りなんだよ……色々あってな…。」


アリウスは、レオナールに対して謝罪する


レオナールは、再びフェニックスのように回復するが、アリウスの言葉の一部が引っかかりアリウスに尋ねる


「色々あった…って?」


「ああ、お前も知っているだろう?3年前ティアは賊に攫われたということを…。その時は、死に物狂いで騎士団が捜索し無事事なきを得たのだが、黒幕は捕らえられずじまい…。ティアはその時の恐怖で極度の人見知りになってしまってな……それに加えて原因が分からないのだが言葉を発せれなくなってしまったんだ…。」


そう…まだ、当時7歳の頃の話だが、当然レオナールも忘れたわけではない


アリウスは、苦痛の表情を浮かべる。そして、リリルも同様に落ち込み涙を流していた。


そんな中、ティアはというと羊皮紙で手記を始める。


『お兄様、リリル落ち込まないで。私は、生きて入れるだけ奇跡だと思ってる。今は幸せだよ。』


…と、天使のような笑顔でアリウスとリリルに言葉を書いた羊皮紙を見せる


「ああ、そうだな…。すまない。変な空気になってしまったな。レオも悪かったな。丁度公務も落ち着いたし訓練をよろしく頼む。」


場の雰囲気を切り替える為に、ショックを受けているのは見てわかるがアリウスも空元気でレオナールに話しかけた。


「俺もごめん。嫌な事を思い出させてしまって…。おう!ビシバシ鍛えるからな!」


レオナールも声を大きくして場の雰囲気を切り替え、アリウスと共に部屋を退室しようとする……が、


『主よ。少し良いか?あの者…ティアといったかの?…呪いがかかっておるぞ。』


ルーメンの一言でレオナールはその場に固まった。

やっと一人目のヒロインが登場できました!

呪いとは?それを今後どうやって解除するのか…。

次の話で、とうとうレオは、ある決断をします。それは次の話で‼︎ではまた(*^^*)


よかったら、感想レビューよろしくお願いいたします(*^^*)

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